【マジックコラム】これ、ほんまに島なん?ほんまに?
マジック:ザ・ギャザリング、その歴史は長く、今年で25年です。
そんな、マジックの長い歴史の中でも、ずっと存在し続けるカードがります。
そう、基本土地です。
基本土地には、多くのイラストがあり、人それぞれ、どの時の何の基本土地のイラストが好きなど、いろいろあるでしょう。
でも、ここでは、そんな話をするわけじゃぁーないんです。
私は、個人的に、『えっ、これ《森》なの?』とか『どこが、《平地》やねん?』とか、『《Scrubland》かと、思ったら《Savannah》やった』とかが結構好きなのです。
そんな訳で、5種ある基本土地の中から、今回は私がもっとも〔イラスト的に〕怪しいと思っている基本土地《島》にフィーチャーして記事を書きたいと思います。
お題は、タイトルの通り
『これ、ほんまに島なん?ほんまに?』
です。
島の定義
まず、『島』を辞書でひいてみました。
しま【島/×嶋】
周囲が水で囲まれている陸地。「―へ渡る」「―国」
デジタル大辞泉より抜粋 〔https://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6-75095#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89〕
周囲が水で囲まれている陸地でなければ、島では無いということです。なるほど。
まず、良い例から見ていきましょう。
まごうことなき島ですね。すばらしい島のイラストです。
マジックをまったく知らない人にこのカードを見せて、この絵は何ですか?と聞いても、島と答えてくれるでしょう。
ちなみに、これは、マジックの初期の頃の島のイラストです。
この辺も、もうめっちゃ島オブ島、島オブニクシリス〔?〕ですね。
しかし、マジックの25年の歴史の中では、これは本当に島なのか?と思える《島》がたくさんあります。
では、段階をおいてみていきましょう。
島なのか?
どちらもラヴニカブロックの《島》ですが、これは本当に島でしょうか?
これも『ラヴニカへの回帰』の《島》ですが、私には、これらの3枚は都市に見えます。
水の豊富な都市だと思うのです。
これも、都市ですね。
右のやつにいたっては、どこなのかもわかりませんが、1つだけいえる事は、『周囲を水で囲まれた大陸〔島のこと〕』ではないですね。
水が非常に豊富で、自然の水の中に都市があるので、青マナがでるのかなぁ~って感じはありますけどね。
いや、これは、○だ!
こちらは、『イニストラード』と『ローウィン』の《島》です。
まぁ、言いたいことはわかると思いますが、次も見てください。
MPSランドと『イニストラード』の島です。
はい、もう、おわかりですね?
そうですね、その通りです。
これは『川』です!
まごうことなき『川』、そう『River』です!
この検索結果の中にあっても違和感が無いほどの、パーフェクトリバーなのです。
島も、川も、水と関係していて、どちらも自然の産物なので、どちらからも青マナが出るのかなぁ~となんとなくは納得できます。
だいたい掴めてきましたか?こんな感じで進めていきます。
いや、もうこれも○だろ!
おっ、おう。そうですね。これらも《島》です。タップすると青マナが1つでますね。
続いて見ていきましょう。
うんうんうん、わかる、わかるよ。
水がいっぱい出てるものね、どれも。そりゃ、青マナもいっぱいでますよね。
ダムやん!!
D・A・M、ダムやん!!!!
さっきの項目で擁護しましたが、自然のものでさえないですやん!!
だって、ダムだもの。
全部ダム、完全な人工物だもの。
そして、
枯れてるやん!!!
水、ってか、赤い汁しか出てないやん!!!
青マナってどこからでも出るんかよっ!!!!
まぁ、これはフレーバー的に、『アモンケット』と『破滅の刻』の比較のためなんですが。
いやぁ~、私が考えていたよりも、いろいろな場所から青マナって出るんだなぁ~って感じですね。
たぶん、近所のため池からは、青マナが出るんだろうなって確信してますね、今は。
なんなんだ!
面晶体※と水ですね、これは。
※ゼンディカー/Zendikar全域に渡って存在する構造物。ルーンの刻まれた縦長の八面体の石柱
これは、クリーチャーですね。リヴァイアサン、もしくは、ワームの類だと思います。
井戸だ!!
水がちめたくなるまで、よーく漕ぐ必要のある、井戸だ!
もう、『島』とはなんなのか?『宇宙の終わりはどうなっているのか』と哲学的に考えさせられるレベルの《島》たちでしたね。
たぶん、流し場や、お風呂場からも、青マナが捻出できるんじゃないかなって、今の私は思っています。
もう、別の基本土地だ!
どちらも『シャドウムーア』の《島》ですが、これは、どう見ても、
《沼》ですね。イラストだけ見れば。
こちらは、『時のらせん』の《島》ですが、
これは、《荒地》ですね。
『タルキール』の《島》ですね。
ちょっと溶けた《冠雪の山》ですね。
いやぁ~、島の力をなめてましたね。
思ったより幅広い島がありました。
たぶん、綺麗な水があれば、青マナがでるんじゃないかなぁ?って私は思っています。
と言うことは、『いろは○』とか、『evia○』とかからも、青マナが出るんだと思います。
最後に
改めて、《島》のイラストをチェックしましたが、はじめの感想としては、
思いの外、《島》は『島』だったなぁ~ってのが、私のイメージでした。
《島》って一番描くのが難しいイラストだと思うんですよ。同じような構図になりがちなので。
だから、一番変な『島』が多いかなって思ったのでこれを書き出したのですが、流石だなって思える『島』らしい《島》のバリエーションでした。
ちなみに、上にも書きましたが、私個人としては、『ぽくない』基本土地が好きなので、これからもアーティストの方々にはどんどん攻めた基本土地を作ってくれれば、なと思います。
おまけ
こちらは、『ウルザス・サーガ』の《島》なんですが、すべて、同じイラストレーターの手によって描かれています。
上の2枚は、同じ『島』を別アングルで描いたものですね。
そして、
この2枚も、同じ『島』を別の天候の日、潮が満ちた時を書いたものです。
非常にこだわりを感じる島ですね。意外と知らない豆知識でした。
写真は、こちらより抜粋しました。https://eu.billabong.com/blog/post/escape-to-the-azores
たぶん、モデルはこの島かなと思います。
これは、ポルトガル本土から離れたところにある、多数の島々が集まるアゾレス諸島。その中のサンミゲル島に付随するヴィーア・フランカ・ド・カンポの島だそうです。
非常に美しい島ですね。
うーん、昔もっと、似ている島を見た記憶があるんですけどね、見つけられず……。

この記事の投稿者は u-1 です
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