南大阪最強決定戦(仮)レガシー構築 嘘カバレージ

 

アノアデザインのほぼ月1の年間トーナメントの2回目のカバレージです。

※このカバレージには多くの嘘が含まれています。

 

1月にプレで開催し、実質の第1回開催となった、南大阪マジック最強決定戦(仮)、第1回はレガシーでの開催となりました。

 

この日の参加者は、15名と、南大阪にゆかりのあるプレイヤーが多く集まってくれました。

ありがとうございます。

 

試合は、スイスラウンド※1 4回の後、トップ8によるシングルエリミネーション※2をおこないました。

※1スイスラウンドとは、勝つと3ポイント、引き分け1ポイント、負け0ポイントのポイント制のトーナメント形式。マジックでは、通常の大会はこの形式です。詳しくはこちら

※2 こちらは一度負けると終了の勝ち上がりトーナメント形式。 詳しくは、こちら

 

15名のレガシープレイヤーが集まると、デッキタイプもさまざまです。

 

URデルバー、ジャンド、黒単リアニ、4cレオボルド、スニークショー、ant、赤単、デス&タックス、白単騎士などなど。

 

かなり多種多様なデッキがしのぎを削っていました。

 

特徴的だったのは、TOP8に《意思の力》をとったデッキが非常に少なかったのことです。

 

本当は、デッキリストを上げようと思っていたのですが、リストをもらうのを忘れた上、仕事をしていて決勝が見れなかったので書くことがなくなってしまいました。

 

と言うことで、ここからは、嘘のカバレージを書きます。(書きたいだけ)

 

 

出生した男児の85%が成人する前に天命を全うする、善や悪という概念が存在しない街、南大阪。

 

その中でも修羅の国と恐れられるアノアデザインがあるここIZUMI市で育ったのが、若き狼イブシショウタロウだ。

彼が決勝へ持ち込んだデッキは、この街では貴重なガソリンと交換して借りたジャンドだ。

そう、この街ではとまったものは死ぬ、ガソリンは命の次に重要な液体なのだ。

 

それを迎え撃つのは、荒れた荒野にジャッカルが徘徊する街SENNANからやってきた、嵐の蒙虎モトオカ タカヒロだ。

彼のANTデッキに敗れたものは、最後の一滴の血液まで搾り取られ、生きた屍と化す。

彼は、自らの従順な僕となった敗者(ミイラ)を引きつれ決勝卓についた。

 

通常のプレイヤーであれば、この時点で自らの死を覚悟するところだが、死闘を幾度と無く潜り抜けたイブシにはあまりにも生ぬるい挨拶だった。

「デッキを出しな。二度とシャッフルできない体にしてやるぜ」

「ふ、小僧が」そういうと、モトオカは、ポケットからテキーラのビンを取り出しコルク栓を口で抜くと地面へと吐き捨てた。

「小僧、お前も一杯やっとけよ」モトオカは一口飲むとそのビンをイブシへと差し出した。

「気が利くじゃねぇか」イブシはぐっとテキーラを流し込み、そのアツい喉越しを楽しんだ。

「死後の世界は喉がかわくらしいからな」

「言うじゃねぇか、おっさん」

 

その後、テーブルに突き刺されたコンバットナイフでお互いの右手のひらを切りつけ、血の握手を交わす。

これは、イカサマをしたものは死すべしと言う、硬い誓いだ。

南大阪では命を懸けねば何もできない。呼吸さえも。

 

先手は、スイス上位のイブシだった。

ant使いのモトオカに対し、先手を取れたのは非常に優勢だった。

相手のコンボが決まる前に、相手の命を削り取り1ゲーム目は相手を亡き者とした。

 

「やるじゃねぇか、小僧。伊達にここまで勝ち上がってきてないってワケか」

「ゴタクはいい。さっさとサイドしな」

「いいねぇ~!意気のいいガキは嫌いじゃないぜ」

そう言いながら、モトオカはサイドボードを続けた。

「しかし、惜しいな……」ボソリとモトオカがこぼした。

「急に命が惜しくなったのか、おっさん?」

「威勢のいいガキがまた一人いなくなっちまうことがよ」

 

その言葉はウソではなかった、サイド後のモトオカのantは、追い込まれたジャッカルのようにイブシに牙を向いた。

モトオカの手から伸びた無数の触手が若き狼の血をすすりつくした。

 

優勢だったイブシだったが、2本目のゲームを落とし、死地に立たされることとなった。

命を懸けた最終戦がはじまろうとしていた。

 

「小僧、どうした怖気づいたか?妙に静かだな」

「いや、ちょっと銃の手入れをな」

サイドボードしていると思われていたイブシは、自らの懐にしまっていた44マグナムに弾丸を装填していた。

IZUMI市には銃規制など存在しない。生きるのも死ぬのも真に自由な街だ。

「お前は、きっとこう考えている。『俺は負けからの勝ち。流れは俺にある』ってな」

「ほぉ、それがどうした?」

「俺の銃の最大装填数は5発だ。今この銃に4発弾を込めた」

 

シャーー。

 

イブシの銃のシリンダーが回る音が店内に響く。

 

そして、その銃をドンとテーブルの中央に置いた。

「おっさん、それで俺を撃ちな」

「おもしれぇ」

そういうと、モトオカはテーブルの銃を手に取り、自らのこめかみに銃口をあて迷わず引き金を引いた。

 

カッチッ。

 

静けさの店内に、撃鉄が空ぶる音だけが響いた。

 

「くだらねぇ小細工はやめるんだな」

モトオカは、テーブルに銃を投げ捨てた。

「小細工かどうかは、てめぇの目で確かめるんだな」

そういうと、イブシは自らの銃をこめかみに当て引き金を引いた。

「てめぇ、気がくる……」

だが、響いたのは不発弾の音だけだった。

 

「どうせ、全部の弾丸が不は……」

そのモトオカの言葉をさえぎって、イブシは、残りの3発の弾丸を天井に撃ち込んだ。

パラパラと天井から白い粉がテーブルに舞った。

 

そこからの勝負ははやかった、流れがすべて変わったのだ。

運命の女神を味方につけたものだけが、マジックの勝利を掴む。

 

イブシは、その若さで女神の口説き方を心得ていたのだ。

 

敵がコンボをそろえることを睨みつつ、ジャンドという荒馬を乗りこなし、モトオカを荒野の塵と葬り去った。

 

ただ、そこに残ったのは、天井にあいた3つの穴と勝利を手にした若き狼だけだった。

 

 

っと言うわけで、イブシさんの優勝でした!

おめでとうございます。

 

実際はほのぼのとした大会でしたよ。なんか、どーでもいい文章を書きたくなったんですね。どこに需要があるかは知りませんが私は満足してます。

 

 

さてさて、現在のポイントレースは、下記ページで更新されています。

http://mtg.anoad.com/?page_id=5865

 

 

今月はGPの関係で、南大阪最強決定戦(仮)はお休みですが、こちらの大会で、参加点の1ポイントだけつきます。

 

というのも、決勝戦をする大会形式にすると、参加費が高くなりすぎるためこのような形をとりました。

『25thマスターズ』でドラフトしようぜ!

 

なんか写真が少なすぎたので、おまけの犬です。

u-1

この記事の投稿者は  です

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