PPTQスタンダード TOP4デッキリスト
2018年3月4日 日曜日 に開催した、PPTQスタンダードのカバレージです。
混沌としたスタンダード環境。
今の環境はまさにこの一言につきる環境だと思います。
プレイングだけでなく、どのデッキを選択するのかが重要です。
もっとも対応力のあるといわれるグリクシスで出るのか?
はやりの赤緑モンスターか?それとも青黒コントロールか?
青白王神、青白副陽、緑黒……
はたまローグデッキ(トーナメントの極少数のデッキ)で側面的に優勝を狙うのか!?
そんな環境の中、アノアデザインには、15名の参加者がありました。
ありがとうございます。
今までは10時からの開催でしたが、少し時間を遅くして、12時からの開催にしました。
さてさて、15名の参加者ということで、ラウンド数は
スイスラウンド 5回(勝つと3点、引き分け0点、負け0点のポイント加点式トーナメント形式。マジックのイベントは通常この方式)
その後、スイスラウンド終了時の順位、TOP4によるシングルエリミネーションをおこないました。
そんな中TOP4に残ったのはこの方々でした! おめでとうございます!
では、スイスラウンド終了時点の順位順にデッキを見ていきましょう!
スイス順位 4位 ヒラヤマさん
前環境からも強い、赤単のアグロデッキです。
《再燃するフェニックス》がメインからとられているのも特徴的ですね。
現在の環境において非常に優秀な除去呪文である《ヴラスカの侮辱》が多くとられていることもあり《熱烈の神ハゾレト》4枚だけではこの除去を乗り越えることが難しく、それを踏まえメインから《再燃するフェニックス》が2枚とられている形かと思われます。
また、《ピア・ナラー》もメインから1枚とられ、現環境に合わせた調整が見て取れるすばらしいデッキリストです。
スイス順位 3位 ホンダさん
グリクシスエネルギーデッキです。
もっとも、対応力のあるデッキとしてスタンダードに君臨し続けるデッキです。
マジックにおいてグリクシスカラー〔青黒赤〕は最も強いカラーリングと言われており、まさに王者のデッキです。
打ち消し、除去、火力と非常に幅広く取れるデッキですが、その器用さ故にどのように調整するかが非常に難しいデッキでもあります。
また、多くのことに対応できるということは、それだけ選択肢が多く、多くの選択肢を発見できる力、そして正しい選択を続けるプレイヤーの地力が求められるデッキでもあります。
このデッキを使用し、ここまで残ってるホンダさんのプレイングのすばらしさが見て取れます。
スイス順位 2位 トクヤマさん
非常に重い、ボードコントロールデッキです。
カラーは緑黒をベースにしていますが、5色触れる形になっています。
基本戦略は、場のクリーチャーを除去しながら、盤面を取っていき、《約束の刻》につなげて自分のマナを増やすのが序盤の動きです。
その後は、フィニッシュとなる《殺戮の暴君》《スカラベの神》をたたきつけて相手を倒してしまうデッキですね。
非常に多くのマナが出るようになるので、《首謀者の収得/Mastermind’s Acquisition(RIX)》から、必要なカードを持ってきて相手を倒すプランもあり大変に面白いデッキです。
プロツアー『戦乱のゼンディカー』でTOP8入賞したジョン・フィンケル/Jon Finkel氏が使っていた【過ぎ去った季節コントロール】を思い起こさせるデッキです。
http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0016847/
しかし、サイドボードがなかなか圧巻ですね!
スイス順位 1位 ツツイさん
こちらは、青白王神のデッキです。
《王神の贈り物》を軸としたデッキです。
まず、お伝えしたいことは、彼はスイスラウンド終了時点まで、1ゲームも負けることなくマッチをすべて勝っていたことです。
このデッキは、非常にプレイングが難しく、弱点も明白なデッキでもあります。
どのタイミングでどう動くか、また、サイドボード後相手に対策カードに対してどう対応するかなど、プレイヤーの資質が問われるデッキともいえます。
それを自在に操れる彼のプレイングは非常にすばらしいの一言につきます。
さてさて、4人でおこなわれたシングルエリミネーションですが、決勝へコマを進めたのは、この二人でした。
トクヤマさん〔赤単〕、ホンダさん〔グリクシス〕
そして、決勝を制したのは、この方でした!
ホンダさんです!
おめでとうございます!!
決勝戦は、対戦相手の方のご都合もあり、トス〔勝ちを譲ること〕での優勝となりました。
しかし、ホンダさんの勝ちはただのラッキーではありません。
シングルエリミネーションの1戦目では、相手の方のパワーカードに押され非常に厳しい盤面が続いていました。
しかし、ホンダさんのデッキからは、それに何とか耐えうるカードで答え、多くの選択肢の中から勝ちにつながる正しい選択を続けることで、自らを勝利に導いたのです。
今回ホンダさんが使用されていた、グリクシスのデッキは、サイドボードを含めると非常に多くのデッキに対応できます。
しかし、裏を返せば、それは、正しいサイドボーディングができなければ、簡単に相手に負けてしまうデッキともいえます。
彼の実直なマジックに対する姿勢が今回の勝ちにつながったことは間違いありません。
もう一度、お祝いの言葉を送りたいと思います。
おめでとうございます。この日のチャンピオンはあなたです!ホンダさん!!
この記事の投稿者は u-1 です
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