PPTQカバレージ TOP4デッキリスト
この記事は、2018年6月17日にスタンダードでおこなったPPTQのカバレージと、TOP4デッキリストです。
この日のアノアデザインには12名の参加者が来てくれました。
ありがとうございます。
PPTQでは、推奨ラウンド数があり、9~16名の場合は、スイス5ラウンドのTop4によるシングルエリミネーションが、それにあたります。
※スイスは、勝ち点3点引き分け1点の加点式ラウンド、シングルエリミネーションは、1度負けるとお終いの勝ち抜きトーナメントです。
シーズン終わりということもあり、プロツアーで大きくメタゲームが固定された感のあるスタンダードですが、どのようなデッキが勝ち進んだのでしょうか。
トップ4のデッキリストを紹介します。
スイス順位4位 バンドウさん 青白コントロール
トップメタのアーキタイプの1つである青白コントロールのデッキです。
このデッキの最大の特徴は、なんと言っても《ドミナリアの英雄、テフェリー》の強さですね!
青白コントロールと一言で言っても、いくつかのタイプが存在します。
特徴的なのは、メインに2枚の《副陽の接近》が採用されている点です。
これは、いわゆる『副陽型』ですね。
直近のプロツアーでは、BBDさんが使っていた型がこちらに近いですね。
ちなみに、プロツアーでのスタンダードの成績は、6-4とまずまずの結果です。
8 《平地》 5 《島》 4 《氷河の城砦》 4 《灌漑農地》 2 《廃墟の地》 2 《イプヌの細流》 2 《天才の記念像》 -土地(27)- -クリーチャー(0)- |
4 《封じ込め》 2 《一瞬》 2 《本質の散乱》 2 《アズカンタの探索》 2 《中略》 1 《否認》 4 《不許可》 3 《排斥》 3 《残骸の漂着》 2 《天才の片鱗》 4 《ドミナリアの英雄、テフェリー》 2 《燻蒸》 2 《副陽の接近》 -呪文(33)- |
2 《否認》 2 《歩行バリスタ》 1 《魔術遠眼鏡》 3 《ベナリア史》 1 《神聖の発動》 1 《天才の片鱗》 1 《残骸の漂着》 2 《黎明をもたらす者ライラ》 2 《奔流の機械巨人》 -サイドボード(15)- |
スイス順位3位 コジマさん 青白コントロール
続いてのデッキも白青のコントロールです。
もっとも特徴的なのは、2枚の《歩行バリスタ》を採用している点です。
こちらも、《副陽の接近》型なのですが、1枚だけに抑えられています。
サイドボードが非常に特徴的で、《遵法長、バラル》が2枚とられていたり、メインではなく、サイドから《奔流の機械巨人》を取れる形を採用しています。
なかなかに練りこまれたデッキリストです。
スイス順位2位 ホンダさん 赤黒ミッドレンジ
プロツアーでもっともTOP8入賞者を出したデッキが赤黒でした。
ホンダさんのリストは、ちょっと重めのミッドレンジ型ですね。
《再燃するフェニックス》を4枚とっているので、ミラーマッチを意識した形ですね。
ドミナリアのプロツアーで言えば、
13 《山》 4 《泥濘の峡谷》 4 《竜髑髏の山頂》 2 《霊気拠点》 1 《産業の塔》 -土地(24)- 4 《ボーマットの急使》 -クリーチャー(24)- |
1 《ショック》 3 《削剥》 3 《無許可の分解》 1 《木端+微塵》 2 《キランの真意号》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文(12)- |
2 《栄光をもたらすもの》 2 《包囲攻撃の司令官》 2 《チャンドラの敗北》 2 《強迫》 1 《削剥》 2 《大災厄》 1 《木端+微塵》 1 《霊気圏の収集艇》 1 《炎鎖のアングラス》 1 《沼》 -サイドボード(15)- |
こちらに近いリストですね。
ホンダさんのサイドボードには《最古再誕》もとられており、同系、コントロールを意識したサイドボードになっています。
スイス順位1位 マスダさん 緑黒《巻きつき蛇》
スタンダードに登場してから、ずっとその存在を示し続ける《巻きつき蛇》。
《損魂魔道士》という大きな敵がいながらも、それを押しのけてのスイス1位抜けでした。
このアーキタイプは、プロツアーでは、34名が使用し、全体の7.4%とそこまで多くは無かったのですが、二日目への進出が23名と、70%弱の進出率と非常に良い結果を残しています。
マスダさんのリストで特徴的なのは、スペルが6枚しかなく、あとは全てクリーチャーで構成されている点です。
プロツアー7-3のこちらのデッキリストが一番近い形になりますね。
7 《森》 4 《霊気拠点》 4 《花盛りの湿地》 4 《森林の墓地》 2 《イフニルの死界》 2 《沼》 -土地(23)- 4 《ラノワールのエルフ》 -クリーチャー(29)- |
3 《冒険の衝動》 2 《顕在的防御》 2 《霊気圏の収集艇》 1 《秘宝探究者、ヴラスカ》 -呪文(8)- |
3 《強迫》 2 《致命的な一押し》 1 《喪心》 2 《造命師の動物記》 2 《打ち壊すブロントドン》 1 《大災厄》 2 《ヴラスカの侮辱》 1 《ウルザの後継、カーン》 1 《生命の力、ニッサ》 -サイドボード(15)- |
さて、当店では、青白系のデッキが2個と、一番多くtop4に残ったデッキでした。
使用者の割合では、赤黒系が一番多かったです。
プロツアー後ですので、それを意識したデッキ構築が、このような結果になったのかもしれませんね。
さて、そんな中、シングルエリミネーションを勝ち上がり、決勝へコマを進めたのはこの方々でした。
バンドウさんとホンダさん
そして、優勝したのは、この方でした!
ホンダさんでした!
おめでとうございます。
最終戦を見ていましたが、サイドボード後の戦いが非常にアツかったです。
コントロールに強いといわれ続けていた《炎鎖のアングラス》ですが、今回の最終ゲームを決めたのもこのカードでした。
プロツアーでもトップメタとして君臨し、その反動で、非常に意識されている赤黒ですが、その重圧を押し返し、見事優勝に導いたのは流石としか言いようがありません。
また、ホンダさんのプレイは非常に的確で、サイドボーディングもすばらしかったです。
最後に、もう一度、賞賛の言葉を贈りたいと思います。
今日のチャンピオンはあなたです、ホンダさん!
おめでとうございます!
この記事の投稿者は u-1 です
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