【観戦記事】20160207PPTQ決勝戦:タケノウチ タツヤVSカマタ カズヒロ

アノアデザインで2回目となるPPTQ(プロツアー予備予選)の開催。

 

フォーマットは、スタンダードだ。開催日は、ゼンディカーブロックの2個目『ゲートウォッチの誓い』が1月22日発売され、16日しかたっていない2月7日のことだ。

 

『ゲートウォッチの誓い』発売日からは、時間にして394時間しかたっていない。

 

しかも、この期間の間にあった大きな公式大会と言えば、グランプリ名古屋(リミテッド)とプロツアーアトランタ(モダン)、そしてスーパーサンデーチャンピオンシップぐらいのものだ。

ほとんどメタゲームが定まらない中、この日は、54名の参加者と多くのプレイヤーが思考を凝らしたデッキを持ち寄り、お互いの力をぶつけあった。

 

スイスラウンド6回戦を抜け、TOP8に進出し、その後のシングルエネミーを制し2/54という決勝の舞台へと上り詰めたのは、この2人だった。

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向かって左がタケノウチ選手、右がカマタ選手

タケノウチ選手が使用していたデッキは、アブザンアグロだ。

タケノウチ タツヤさん -「nothing(アブザンアグロ)」
スタンダード
3 《樹木茂る山麓》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《溢れかえる岸辺》
2 《ラノワールの荒原》
4 《乱脈な気孔》
1 《風切る泥沼》
2 《梢の眺望》
1 《窪み渓谷》
1 《燻る湿地》
2 《平地》
2 《森》


-土地(26)-

4 《始まりの木の管理人》
4 《森の代弁者》
4 《棲み家の防御者》
4 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
4 《包囲サイ》
3 《風番いのロック》


-クリーチャー(23)-

1 《絹包み》
4 《アブザンの魔除け》
4 《ドロモカの命令》
4 《ゼンディカーの同盟者ギデオン》


-呪文(13)-

2 《自傷疵》
4 《正義のうねり》
2 《絹包み》
4 《神聖なる月光》
3 《ゲドの裏切り者、カリタス》


-サイドボード(15)-

『ゲートウォッチの誓い』からは、メインに《風切る泥沼》が1枚、サイドボードに《ゲドの裏切り者、カリタス》が3枚の合計4枚のカードが採用されている。

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対するカマタ選手は、4カラーラリーだ。

カマタ カズヒロさん -「nothing(4カラーラリー)」
スタンダード
4 《汚染された三角州》
3 《吹きさらしの荒野》
4 《溢れかえる岸辺》
3 《進化する未開地》
1 《大草原の川》
2 《梢の眺望》
3 《窪み渓谷》
1 《平地》
1 《森》
1 《沼》
1 《島》


-土地(24)-

4 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《ズーラポートの殺し屋》
3 《永代巡礼者、アイリ》
3 《ナントゥーコの鞘虫》
2 《不気味な腸卜師》
4 《反射魔道師》
4 《地下墓地の選別者》
2 《先頭に立つ者、アナフェンザ》


-クリーチャー(26)-

4 《先祖の結集》
4 《集合した中隊》
2 《残忍な切断》


-呪文(10)-

3 《シディシの信者》
1 《フェリダーの仔》
3 《アラシンの僧侶》
1 《先頭に立つ者、アナフェンザ》
3 《強迫》
2 《アブザンの隆盛》
2 《頭蓋書庫》


-サイドボード(15)-

カマタ選手のデッキには、強力なバウンス能力を持った《反射魔道師》が4枚。

エルドラージの熱狂的なファンで、ロックンロール魂を感じさせてくれる《永代巡礼者、アイリ》が3枚と計7枚の新カードが採用されている。

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どうです?アイリはギターが似合いそうでしょう?

 

タケノウチ率いる純粋な力で押し入る「アブザンアグロ」が勝つのか!?

はたまた、カマタが繰り出す先祖からの力「4カラーラリー」が結集するのか!?

 

注目の試合が今始まる。

 

 

1ラウンド目。

スイスドローを1位で通過していたタケノウチの先攻でゲームがスタートする。

両者手札をキープし、ゲームはスタートした。

 

お互いにフェッチランドから土地を伸ばし潤沢に色マナをそろえる静かな滑り出しだった。

3ターン目にタケノウチが「マジかぁ」という小さなつぶやきと共に《梢の眺望》を3ターン連続のタップインで戦場へ出しターンを返す。

最初に動きだしたのは、カマタだった。《沼》を場にセットし、アブザンの申し子《先頭に立つ者、アナフェンザ》を場に召還する。

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4Cラリーにも姿を見せるアナフェンザ。

 

4ターン目。

タケノウチは、《平地》をセットし、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を召還。

ギデオンの0能力で、2/2の騎士同盟者クリーチャーを召還、相手の《先頭に立つ者、アナフェンザ》に対峙する。

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しかし、返しのカマタのターン。

カマタは、《溢れかえる岸辺》から《窪み渓谷》をアンタップインで呼び出し、墓地にたまっていた3枚の土地を探査コストにあて2マナで《残忍な切断》を騎士同盟者トークンに放つ。

カマタは、がら空きになったタケノウチの戦場に《先頭に立つ者、アナフェンザ》を送り込み、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の忠誠度をゼロにする。

そして、たたみ掛けるように《永代巡礼者アイリ》を呼び出しターンを終える。

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5ターン目。

《吹きさらしの荒野》から《森》を場に呼び出し、5マナとなったタケノウチ。

ここで、アブザンの力の逆襲が始まる。タケノウチは《先頭に立つ者、アナフェンザ》を召還し、《ドロモカの命令》で自らの《先頭に立つ者、アナフェンザ》に+1カウンターを乗せ、カマタの《先頭に立つ者、アナフェンザ》と格闘。どちらが真のアブザンかを見せ付ける。

対するカマタは、《吹きさらしの荒野》から《梢の眺望》をセットし《ナントゥーコの鞘虫》を召還しターンを返す。

 

 

6ターン目。

タケノウチは2枚目の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を場に出し、2/2の騎士同盟者を召還する。返しのターン、カマタにできたのは《溢れかえる岸辺》をセットすることだけだった。

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7ターン目。

タケノウチは、カマタの隙をつき、更に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》から、トークンを生成し、変異クリーチャーを召還する。

対してカマタにできたのは、先ほどのフェッチランドから、《梢の眺望》を呼び出し《汚染された三角州》をセットするだけだった。

 

8ターン目。

タケノウチは、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の奥義能力を使用し、ギデオンはみんなの思い出となり空のお星様になった。自らの軍勢、トークン2体と変異クリーチャー、そして《先頭に立つもの、アナフェンザ》を強化し、攻撃に転じる。

タケノウチが攻撃命令を出したのは、2体の騎士トークンと変異クリーチャーだ。

カマタは、合計9点のダメージの前にたまらず変異クリーチャーを接死持ちの《永代巡礼者、アイリ》でブロックする。

タケノウチはブロック宣言後、変異のヴェールを解き明かし《棲み家の防御者》を表返し、奥義で死滅していた《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を墓地から手札へと返す。《棲み家の防御者》は遺産を残してカマタの《永代巡礼者、アイリ》と共に戦場から立ち去った。

第2メインフェイズで、タケノウチは、遺産である《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》もう一度戦場へ呼び戻し、戦場に3体目となるトークン呼び出しカマタへターンを返す。

先ほどの戦闘で6点のダメージを受け、残り10点のライフになってしまったカマタであったが、戦場へ呼び出せたのは《永代巡礼者、アイリ》1体だけだった。

 

9ターン目。

タケノウチが放ったのは無情にも《絹包み》だった。カマタの戦場には、《ナントゥーコの鞘虫》と《永代巡礼者、アイリ》の2体しかいない。より厄介である《永代巡礼者、アイリ》を逃れることのできない牢獄に収めようとする、しかし、カマタはそれを黙ってみていなかった。

カマタは《絹包み》のスタックに《集合した中隊》で軍勢を呼び寄せる。

集合したのは《反射魔道師》と《不気味な腸卜師》だ。

カマタは、先祖と同じ墓地へ納めるため、《永代巡礼者、アイリ》を《ナントゥーコの鞘虫》へと差し出す。

タケノウチの《絹包み》は何も包むことなく戦場へと残る結果となった。

カマタの攻防はまだ終わっていなかった、《反射魔道師》の能力で、+1カウンターの乗っていたタケノウチの《先頭に立つもの、アナフェンザ》を彼の手札へと返す。

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だが、タケノウチも相手の隙を常に伺っている。先ほどの食事で、4/4と大きくなった《ナントゥーコの鞘虫》に対し、《アブザンの魔除け》を放つ。カマタはこれに対し《ナントゥーコの鞘虫》を自身で生贄に捧げ、先祖と同じ墓所へと送ることで回避する。

タケノウチは、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の+1能力を使用して、3体の騎士同盟者と共に、全軍で突撃を図る。

カマタはギデオンを《反射魔道師》で、トークン1体を《不気味な腸卜師》でブロック。ギデオンの紋章で強くなっているトークン1体と《不気味な腸卜師》は相打ちとなった。

しかし、ダメージは6点と大きく、カマタのライフは残り4点になってしまう。

 

返しのターン、カマタは《ズーラポートの殺し屋》のみを召還し、多くのマナを残し不気味にエンドした。

 

 

10ターン目。

タケノウチはカマタの墓地を確認する。さすがに墓地が多い。

そして、《包囲サイ》を場に召還する。

「ここだなぁ」とつぶやくタケノウチ。

「ですよねぇ。ダメだなぁ」と苦笑いを浮かべるカマタ。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の+1能力を使用し、タケノウチは全軍でカマタの首を取りにいく。

タケノウチのアタック宣言後、カマタは、《先祖の結集》を唱え、死んでいったものたちの力を召集しようとする。

しかし、今度は、タケノウチが黙ってみていなかった。カマタの《先祖の結集》にスタックし、《ドロモカの命令》でトークンに+1カウンターを乗せ、ギデオンで《ナントゥーコの鞘虫》の息の根を止める。

その後《先祖の結集》でカマタの場にかえってきたのは、《反射魔道師》《永代巡礼者、アイリ》《不気味な腸卜師》だった。

《反射魔道師》でタケノウチの《包囲サイ》を手札へと返す。

カマタはそれぞれ、ギデオンを《反射魔道師》、+1カウンターが乗ったトークンを《永代巡礼者、アイリ》、もう一体のトークンを《不気味な腸卜師》でブロックする。

死にゆく《不気味な腸卜師》と、場に残った《ズーラポートの殺し屋》が微笑みカマタの手札を補充し、タケノウチからライフを奪い取る。

タケノウチの盤面には、忠誠度が6になった《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》だけが残る結果となった。

 

返すカマタのターン。

《ズーラポートの殺し屋》でタケノウチのギデオンの忠誠度を6から5へ減らし。カマタは《先頭に立つもの、アナフェンザ》《ナントゥーコの鞘虫》そして、《ヴリンの神童、ジェイス》を戦場へと召集する。

 

11ターン目。

タケノウチは、2度目の墓地確認をおこなうと、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の忠誠度を6に増やし、攻撃命令をだす。

これには、カマタも、冷静に《ナントゥーコの鞘虫》でブロックし、《ズーラポートの殺し屋》で1点のドレインをおこなった。

タケノウチは、強襲達成で鷹トークンを引き連れた《風番のロック》を戦場へと呼び出した。

返しのターン、カマタはドローすると「ヴェー」っと嫌そうなうなり声をこぼす。

カマタは《ヴリンの神童、ジェイス》の能力を起動し、ジェイスにプレインズウォーカーの灯を灯した。

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カマタはさらに《反射魔道師》を召還し、相手の鷹トークンを虚空へといざなう。

その後、プレインズウォーカーとなったジェイスの-3能力を使用して、墓地から《残忍な切断》を放ち《風番のロック》を亡き者とした。

タケノウチのがら空きとなった戦場へ向け、《先頭に立つもの、アナフェンザ》と《ズーラポートの殺し屋》のコンビが乗り込み、忠誠度6の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を別の次元へと送り返す。

 

12ターン目。

がらんどうとしてしまったタケノウチの戦場だったが、アブザンは彼を見放さなかった。

アブザンの源、《包囲サイ》と《先頭に立つもの、アナフェンザ》が駆けつけアブザンの意地を見せる。

 

しかし、カマタのターン、ドローのさいに放たれた言葉

「ラリー引いたぞ」

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の声と共に、カマタの《先祖の結集》の力の前に、タケノウチは敗れ去ってしまうのだった。

 

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2ラウンド目。

お互いに話し合いながらのサイドボーディングを終え、よい雰囲気の中ラウンドはスタートした。

 

サイドボーディング中に印象的だったのは、彼らの会話と、タケノウチの行動だった。

カマタの「昨日も同じようなデッキに当たって、サイドから《神聖なる月光》4枚と《ゲトの裏切り者、カリタス》4枚を入れられて、負けたんですよ」

タケノウチ「このデッキは、そのデッキを参考にしたデッキですよ」

カマタ「えっ、同じ轍を二度もふまされるのか!笑い事じゃない」

タケノウチ「見せましょうか?ほら」

タケノウチは、サイドボードにある、《神聖なる月光》4枚と《ゲトの裏切り者、カリタス》3枚をカマタに見せていた。

 

賛否両論ある行動だと思うが、私はタケノウチ選手のフェアなおこないに非常に大きな感銘を受けた。

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後のないタケノウチであったが、初手の手札は即座にマリガンし、6枚からのスタート。しかも、デッキトップのカードは占術で下へと送る。

対するカマタは、初手をキープ。

少し苦しい滑り出しとなったタケノウチであった。

 

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お互い潤沢にマナを伸ばしていき、最初に動いたのはカマタだった。

2ターン目に《永代巡礼者、アイリ》を召還。

続いてのターンも何もでなかったタケノウチの戦場へ彼女を送り込みタケノウチのライフを18点に削り、《先頭に立つもの、アナフェンザ》を召還する。

 

4ターン目。

タケノウチはフェッチランドの力もかり、潤沢に伸ばした色マナから、アブザンの最強生物《包囲サイ》を場に展開する。

それにより、タケノウチのライフは20点、カマタは16点と一気にライフを逆転させた。

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対するカマタのターン。

カマタは小さく「サイかぁ」とつぶやくと

タケノウチが「(反射魔道師で手札に)返るんでしょ?」と和やかに答える。

少し悩んだ末、カマタがたおした3つの土地から召還されたのは《地下墓地の選別者》だった。そして、《地下墓地の選別者》は、エルドラージの末裔トークンを連れて戦場へとおりたった。

タケノウチがホッとしたのもつかの間、カマタはさらに《シディシの信者》を唱え、《シディシの信者》は自らの命と引き換えに、タケノウチの《包囲サイ》を手札へと返した。

タケノウチのがら空きになった戦場へ、《先頭に立つもの、アナフェンザ》と《永代巡礼者、アイリ》が乗り込み7点のライフを削り取るとタケノウチのライフは13点になった。

 

 

5ターン目。

タケノウチは少し悩んだ末、手札に返った《包囲サイ》をもう一度戦場へと送り込む。またも、タケノウチは16点、カマタは12点とライフを逆転させる。

カマタのターンになると、カマタは全軍にタケノウチの討伐を要請する。

タケノウチは《先頭に立つもの、アナフェンザ》の能力で+1カウンターを乗せられた《地下墓地の選別者》を《包囲サイ》でブロックする。

これにはカマタも「思惑とちがう」とこぼし、カマタは《永代巡礼者、アイリ》の能力を起動して、《地下墓地の選別者》を自らのライフへと変え、16点まで回復する。

対してタケノウチは、《包囲サイ》だけではとめられなかった敵軍のダメージを受け、ライフは1桁の8点となってしまう。

カマタはさらにお供のトークンをつれた《地下墓地の選別者》を召還する。

 

6ターン目。

タケノウチは《溢れかえる岸辺》をセットし悩みこむ。

「やらざるをえないか」そう言い、1点のライフを支払い残りライフ7点に。

「この1点はでかい」カマタがそう答える。

タケノウチは、フェッチランドから土地を持ってきた後、更に1点を支払い黒マナを出して《ゲトの裏切り者、カリタス》を戦場へと召還する。

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そして、《ドロモカの命令》で《ゲトの裏切り者、カリタス》に+1カウンターを乗せてカマタの《先頭に立つもの、アナフェンザ》を亡き者としようとする。

だが、カマタ軍勢はそう易々と倒れない。自軍のエルドラージ末裔トークンを生贄にし、◇を出すと、《永代巡礼者、アイリ》の能力で、《先頭に立つもの、アナフェンザ》を生贄にする。

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更に《ゲトの裏切り者、カリタス》の能力を逃れ、墓地へと落ちたトークンが、《地下墓地の選別者》の能力でカマタに占術というプレゼントを残す。

これにより、カマタのライフは、初期値の20点まで回復する。

対するタケノウチのライフは6点。だが、戦場には2/2のゾンビトークンが現れた。

 

返しのカマタのターン。カマタは《強迫》を放ち、2枚になっていたタケノウチの手の内を探る。

見えたカードは《神聖なる月光》と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》だった。

カマタはタケノウチの《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を捨てさせると、

「カリタス……」

とつぶやきターンを終えるのだった。

 

7ターン目。

タケノウチのターンになると、少し考えた末、何もせずターンを終えた。

カマタは自らのターンが来ると、《残忍な切断》を《ゲトの裏切り者、カリタス》へと叩き込む。

しかし「サイがまた邪魔だ……」と頭を抱え込む。

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少し考えた後、《ナントゥーコの鞘虫》を戦場へと呼び出し、《先頭に立つもの、アナフェンザ》の遺産で+1カウンターが置かれている《永代巡礼者、アイリ》をタケノウチの戦場へと送り込む。

これには、たまらず、タケノウチは《神聖なる月光》を1ドローとして使用するが、回答は得られない。

仕方なく、《永代巡礼者、アイリ》を《包囲サイ》で受け止め、相打ちとなる。

 

8ターン目。

戦場に何もなくなったタケノウチは、《始まりの木の管理人》召還し、即座に1つ目の能力を起動し3/3にする。

返しのターン、カマタが戦場に《ズーラポートの殺し屋》を送り込むと、盤面を見たタケノウチは、

「足りてますね」といいそっと土地をたたむのだった。

 

 

っという訳で、優勝は、4色ラリーを使用したカマタさんでした!!!

おめでとうございます!!

 

横で見ていましたが、たいへん素晴らしい戦いでした。

私の文章力でどれだけ伝えられているか不安ですが、両者共に非常にフェアな戦いで、話しながら和気あいあいとした雰囲気でした。

しかし、対戦は呪文の応戦にクリーチャー合戦と、非常にすばらしいマジックらしい争いでした。

 

お互いにベストな状態で、マジックで決着をつける、2人ともマジックプレイヤーとして模範的なすばらしい紳士でした。

 

そして、優勝したカマタ カズヒロ選手、おめでとうございます!!

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あなたが、アノアデザイン2回目のPPTQ、そして54名のマジックプレイヤーの頂点だっ!!!!

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