8月9日 マジックオリジンゲームデーカバレージ
アノアデザインでは、8月8日 19時~
8月9日 14時~
の2日間ゲームデーを行いました。
その結果をお知らせします。
こちらは、アノアデザインゲームデー二日目となる、8月9日 14時からの、カバレージです。
2015年8月9日、この日の大阪の最高気温は、36度5分。
うだる様な暑さの最中、アノアデザインでは、マジックオリジンゲームデーの二日目が開催されました!
しかし、暑いのは、夏の気温だけでなく、アノアデザインに集まったPW様達の、MTGにかける思いは、外の気温を吹っ飛ばす様なアツさでした。
なんと、この日、当店のゲームデーに参加して頂いたPW様は、32名でした!!
32名、この数字は、多くの店舗が上回る事が難しく、店舗レベルをコアから、アドバンスへと格上げする為の高い壁として立ち塞がっている数字なのです。
その32名を、ゲームデーで迎えるとは、私自身全く思っていもいなかった事でした。
本当にありがとうございます!
14時からの受付を済ませ、いよいよマッチが発表されます。
ちなみに、この日は私だけでなく、アノアデザインのイラスト担当のあひるも参加しました!
いつもより多くのお客様が来店してくれていると言うのに、スタッフが二人とも大会に参加すると言う暴挙にでたのです。
大丈夫か、アノアデザイン!?
はい、大丈夫でした!
だって、私が早々に負けてドロップしたので、運営は大変順調でした……うぅぅ涙
トップ8の芽が無くなって、早々にドロップして、マジックリーグをエンジョイする勢の皆様。
私もマジックリーグしたーいっ!
あっ、そうですね、運営がんばります、はい。
と言うわけで、後半のゲームデーの様子は、私がばっちり写真に収めておきましたので、沢山紹介しながら、この日起こった、誰も予期しなかった事件を紹介していきましょう。
皆さまは、このサイトのメンバー紹介をご覧になった事があるでしょうか?
この中で紹介されている、プレイングミスのゴシ
彼は、メンバー紹介の欄に記載されながらも、当サイトでの役割も無く、そして、M15からカードゲームを始めた全くの初心者でした。
そんな彼は、前日も、この日もゲームデーに参加していました。
ちなみに、彼の前日の順位は、15位 2勝3敗と、負け越しと言う結果でした。
そして、そんな彼は、普段のFNMでも、上位に君臨する事は少なく、いつもダイスロールで決まるランダム賞に全力を注いでいたのです。
その結果、7月の『流刑への道』は、5回のFNMの開催中、4回ダイスロールで獲得し、モダンデッキへ4枚そのカードを投入すると言うラッキーボーイになっていました。
そう、今思えば、この物語の序章は、この頃から始まっていたのかもしれません。
この日も彼は、『俺は、クリーチャーで殴って相手に勝ちたいんやっ!』と日ごろから豪語しているので、いつものアブザンアグロかと思われるデッキで、ゲームデーに参加していました。
しかし、彼のデッキは、昨日の負けから学んだ事を期にゲームデー使用にチューンされた、ゲームデーアブザンアグロになっていたのです!
1マッチ目、彼は、マルドゥドラゴンデッキとあたり、ボコボコに負けていました。
普段なら、そのままずるずると負けを重ねていくゴシ。
しかし、その日のゴシは違いました。
その後の2マッチ目は 勝ち
3マッチ目は 引分け
4マッチ目は 勝ち
5マッチ目、勝ち
と、蓋を開けてみると
3勝1分1敗
と、かなりの好成績だったのです!
しかも、彼が初戦で負けた相手は、スイスラウンドを1位抜けしたプレイヤーだったのです。
スイスラウンドの結果、ゴシはなんと、
8位!
ギリギリトップ8に残ったのです!
こちらが、トップ8に残った皆さんです。
アノア常連のプレイヤーや、彼を良く知る人たちは思いました。
こりゃ、シングルエネミー初戦で負けると。
何故なら、トップ8のシングルエネミーは、順位順にマッチが決まるからです
1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位の組み合わせになります。
そうっ!初戦でゴシと当たるのは、初戦でボコボコに負けた、マルドゥドラゴンなのです!
彼は、シングルエネミーに賭ける意気込みをこう語っていました。
『いやぁ~、初戦でボッコボコにされたから、たぶん無理やわぁ』っと力強く語っていたのです。
他のお客様からの
「こんな機会なかなか無いねんから、今のうちにゴシの勇士を撮っておいてやってくれ」
と言う、言葉に推され、彼の勇士をバシバシとフィルムにおさめていました。
手前の白い人が、ゴシです。
そして、彼は、そんな自信の無いコメントを吹き飛ばし、スイスドロー1位抜けの相手を見事倒したのでした!
皆が思いました。
これは、もしかしたら、もしかするでっと!
次に彼と対峙するのは、スゥルタイドラゴンコントロールのSさん。
彼も、当店の常連のPW様で、当店に始めてきた頃からずっと、スゥルタイドラゴンコントロールを使用されています。
そして、彼もまた、スタンダードフォーマットにおいて、めきめきと実力をつけているコントロール使いなのです。
しかし、今日は何かが付いているゴシ、日ごろから苦手と言ってはばからない、コントロール使い相手に1-1と良いところまで持ち込みます。
ちなみに、そうこうしている間に、もう一つの準決勝戦は終わっており、赤単使いのFさんが勝利していました。
試合の合間で、Fさんにデッキ相性を聞いたところ、
「う~ん、正直、ゴシさんのアブザンアグロに勝つのは、かなり難しいと思いますね」
と言っていました。
こりゃ、ほんまに、もしかするともしかするでっ!
私の中のざわざわとしたものが広がります。
だがしかし、世の中そんなに甘くないのがMTG。
ゴシは、Sさんのドラゴンコントロールに見事コントロールされ、悪夢の織り手、アショクで、軒並み強いクリーチャーを奪われ、敗退するのでした。
このマッチは、ほぼ最初から最後まで後ろから見ていましたが、Sさんのサイドボーディングがすばらしく、完全に盤面をコントロールしていました。
Sさんが、当店に来られた頃は、コントロールデッキには不遇な時期でした。
打消しも少なく、強いフィニッシャーもあまり居ない、そんな時だったのです。
ですが、彼のデッキは、その頃から今までの蓄積されてきた経験と、メタゲーム読み、そして、的確なサイドボーディングによる勝利でした!
惜しくも敗れ去ってしまったゴシ。
しかし、われわれはこの日の事を期に彼をこう呼ぶ事にしたのです。
「ゴシプロ」と。
もし、彼を当店でみかけたら、気軽にゴシプロとお声をお掛けしてあげて下さい。
っと、ゴシの茶番は、この程度にしまして、いよいよ、決勝戦です!
決勝に駒を進めたのは、
赤単アグロのFさん。
彼は、常連のKさんのご友人で、私がお会いしてからはずっと赤単にこだわり続けられているように思います。
前のめりで、情熱的な赤単でありながら、前半だけでなく、後半にも強く設計されているデッキを使用されていました。
もう1人は、上にも記載した、スゥルタイドラゴンコントロールのSさん。
的確な打消しと、相手に手札を悟られないポーカーフェイスと声色を使用するSさん。
私は、彼とのマッチで、Sさんに打消しがあるのか無いのかを見抜けた事は一度もありません。
しかし、赤単と、コントロールと、Sさんが圧倒的にデッキで不利な状況です。
いつかの、プロツアーの決勝を思い出すようなマッチです。
そして、そんな彼らのフューチャーマッチがこちらです!
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っと、Fさんの勝利でした!
やはり、Sさんは、マッチが非常に悪かったですね。
他の形のデッキであれば、Sさんももっと応戦できたのでしょうが、こればかりは仕方ありません。
本当に、タルキール龍紀伝のプロツアー決勝を見ているような試合でした。
Fさん、おめでとうございます!!
店長の私から、プレイマットの贈呈ですっ!!
くそっ、超欲しいぜ、私もっ!!!
プレイマットで顔を隠しちゃうおちゃめなFさんですが、彼の赤単にかける思いは中々のモノです。
当店や他の場所で何度か、Fさんとマッチアップした事があるのですが、赤単をどうアドバンスさせるかに、彼は非常に勢力を注いでいました。
新しい赤いカードが加わるたびに、デッキの形を変え、どこまで赤単で出来るのかと研究されていました。
また、印象的だったのが、京都のGP会場でお会いした際に、Fさんは、友人のかたと、レガシーイベントなのにも関わらず、すごいスピードでデッキ(スタンダード)の調整をされていました。
はたから見ると、あれは、完全にGP参加者としか見れない感じの熱の入りようでした。
そして、そんなFさんのプレイングもまた的確で、炎の様に燃える、まっすぐに勝利へと向かうすばらしいプレイングです。
もう一度、おめでとうございますっ!!!
そして、そんな彼のデッキがこちらです!!
21 《山》 -土地(21)- 2 《鐘突きのズルゴ》 -クリーチャー(19)- |
2 《乱撃斬》 4 《乱撃斬》 2 《灼熱の血》 2 《焙り焼き》 4 《稲妻の一撃》 4 《極上の炎技》 4 《かき立てる炎》 -呪文(20)- |
2 《洗い流す砂》 3 《サテュロスの火踊り》 2 《灼熱の血》 2 《焙り焼き》 1 《ゴブリンの踵裂き》 2 《紅蓮の達人、チャンドラ》 3 《雷波の執政》 -サイドボード(15)- |
メインからの大歓楽4枚、サイドボードの雷波の執政3枚が非常におもしろい点です。
メインの大歓楽4枚は、私もライフが減るが、お前のを確実に減らして倒すと言う、まさに背水の陣の形が非常におもしろい点です。
また、上記記載の通り、後半にも強い赤単アグロをと調整していたFさんらしく、雷波の執政が3枚サイドに取られ、サイドチェンジ後は、後半でも戦える、ライフゲインにも負けない形になっているのがおもしろい点です。
最終マッチの決勝戦でも、雷波の執政は、見事活躍していました。
ただはやく相手を倒すだけが赤単ではないっ!
そう言われている様な、デッキ構成が非常におもしろいです!
こんな感じの赤単なら、私も使いたいっ!!!
っと、最後は私の感想となってしまいましたが、最後にもう一度、Fさんに祝福の言葉を贈って、カバレージの締めとしたいと思います!
おめでとうっ!Fさん!!
アノアデザインゲームデー 2日目の覇者は貴方ですっ!!
この記事の投稿者は u-1 です
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