PWを対象にとれるようになった話
4月の『ドミナリア』発売で、1つのルールの変更がありました。
【プレインズウォーカーへのダメージ移し替えルールの廃止に伴うプレイヤーを対象にする(できる)ダメージに関する能力の対象先変更】
平たく言えば、プレインズウォーカーを直接対象に取れるようになったって話です。
結構前に話なので、知ってるよって声も聞こえてきそうですが、当店でも、未だに問い合わせの多い内容ですので、改めて記事にしたいと思います。
ルール変更そのものというよりは、どういったカードがオラクルの変更がかかっているのかを解説したいと思います。
〔公式の声明は、こちらです。【『ドミナリア』におけるカード枠、テンプレート、ルールの変更】https://mtg-jp.com/reading/translated/0030382/〕
「クリーチャーかプレイヤーを対象」と書かれたカード
《爆片破》が新しいテキストが出ているので参考に出しておきます。
有名所では《稲妻》がこれにあたりますね。
スタンダードで言うと《ショック》や《稲妻の一撃》がこれにあたります。
一番直感的で分かりやすい変更になりますね。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。
↓
クリーチャー1体かプレインズウォカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
「プレイヤー1人を対象」とすると書かれていたカード
《溶岩の打ち込み》がこれにあたりますね。
こちらは、
プレイヤー1人を対象とする
↓
プレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
となります。これも直感的で分かりやすいですね。
ですが、これには例外があります。
ダメージの量がそのプレイヤーのオブジェクトなどを参照する場合は、対象にとれるプレイヤーのみ〔オラクルの変更無し〕になります。
《嵐の運び手》などですね。そんなに多いカードでは無いですが、こちらは注意が必要かもしれません。
「対戦相手1人を対象」と書かれたカード
《小走り破滅エンジン》がこれになります。
これも、上記同様、例外があります。
ダメージの量がそのプレイヤーのオブジェクトなどを参照する場合は、対象にとれるプレイヤーのみ〔オラクルの変更無し〕になります。
対象とせずにダメージを与える能力は変更されていない。
《発展の対価》や《硫黄の渦》なんかがこれになりますね。
スタンダードでは《反逆の先導者、チャンドラ》の【+1能力】は、プレイヤーのみのダメージになります。
また《熱烈の神ハゾレト》の能力もプレインズウォーカーへダメージが与えられません。
要するに、オラクルの変更がおこなわれない〔弱体化と言える〕のですが、1枚だけ例外があります。
なぜか、《激情の薬瓶砕き》だけはオラクルの変更がおこなわれます〔なんで??〕
結局どういうことなの?
これらのルールに当てはめれば分からないことは無いのですが、結局は現在のオラクルを確認するのが一番です。
がっ、それで締めくくっては、芸が無いので、フローチャートを作りました。
これで確認すればだいたい問題ないと思います。
それでは、良いMTGライフを!
この記事の投稿者は u-1 です
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