世界MTG名作劇場【赤頭巾ちゃん】
マジックには、現在15000種以上のカードがあります。
イラストもさまざまなものがあり、私はこう思ったのです。
『マジックのカードのイラストを使えば、何にでも挿絵ができるんじゃないか?』と。
と言う訳で、今回は、第一回としまして、誰もが知っているグリム童話から『赤ずきんちゃん』を題材にしました。
むかし、むかし、ある所に赤ずきんちゃんというかわいい女の子が住んでいました。
ある日、赤ずきんちゃんのお母さんは、赤ずきんちゃんにこういいました。
『赤ずきんや、森にすんでいるおばあさんの具合が良くないらしいのよ、このぶどう酒を届けにいってくれないか?』
赤ずきんちゃんには、森に一人で住んでいるおばあさんが居ました。赤ずきんちゃんはそのおばあさんが大好きです。
なので、さっそくぶどう酒を届けに赤ずきんちゃんは森へと出かけました。
森を歩いていると、一匹の狼が赤ずきんちゃんに声をかけました。
『赤ずきんちゃんどこへ行くんだい?』
『これから、おばあさんの家にぶどう酒を届けにいくのよ』
『それはとても良いことだね』
ずるがしこい狼はそれを聞くとおばあさんの家に先回りし、おばさんをひとのみで食べてしまいました。
そして、ベットでおばあさんのフリをして赤ずきんちゃんが来るのを待っていました。
すると何もしらない赤ずきんちゃんがおばさんにぶどう酒を届けにやってきました。
『あれ、おばあさん。何でおばあさんの耳はそんなに大きいの?』
『赤ずきん、それはね、よく聞くためだよ』
『おばあさんの目は、なんでそんなに大きいの?』
『それは、赤ずきんお前をよく見るためだよ』
『じゃぁ、なんでそんなにお口が大きいの?』
『それは、お前を食べるためだっ!』
そう言うと、狼は赤ずきんちゃんをペロリと食べてしまいました。
すると、狼は満腹になったので、グースカといびきをかいて寝てしまいました。
そこへ、猟師が通りかかりました。
『おばあさんの家からすごいいびきが聞こえるぞ。そうとう具合が悪いのかもしれないな』
心配になった猟師がおばあさんの家を訪ねると、そこにはお腹を大きく膨らませた狼が寝ているではありませんか。
『ぬぬっ!なんと言うことだ!?おやっ?』
よく見ると狼のお腹の中が動いています。
『早くすれば助けられるかもしれん』
すると、猟師はハサミで狼のお腹を引き裂きました。
するとお腹か中からは、元気なおばあさんとあかずきんちゃんが出てきました。
そして、狼のお腹の中には、かわりに石をたくさんつめて縫い合わせました。
狼が目を覚ますと、どうもお腹の具合が良くありません。
『うーん、食べ過ぎたかなぁ?水を飲めば少しは落ち着くかもしれないな』
狼は川へ水を飲みに行きました。
川で水を飲もうとした狼は、お腹に入った石のせいでバランスを崩し川へ落ちてしまいました。
そして、石の重みで川でおぼれてしまいました。
そして、おばあさんとあかずきんちゃんと猟師は、赤ずきんちゃんの持ってきたぶどう酒で無事だったお祝いをしたそうです。
めでたし、めでたし。
いやぁ~、マジックのカードはやっぱり万能ですね。
この記事の投稿者は u-1 です
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