GPT神戸 TOP8デッキリスト

 

2017年04月02日 日曜日 に開催したGPT神戸のカバレージです。

 

そもそも、GPTとは、グランプリトライアルの頭文字を取った略称で、今回であれば5月に神戸で開催されるグランプリ神戸の2不戦勝を賭けたイベントです。

 

要するにGPT神戸の優勝者は、グランプリ神戸の2不戦勝を得るわけです。

 

ちなみに、GPTは基本的にはグランプリと同じフォーマットで開催されることが多く、グランプリ神戸のフォーマットがモダンなので、当店ではモダンでGPT神戸を開催しました。

 

この日の参加者は、34名と多くのプレイヤーが集まってくれました。ありがとうございます。

 

さてさて、マジックのイベントでは、参加者によってスイスラウンド(勝つと3点、引分けだと1点と点数が入っていき、点数の近い人とマッチされ、最終的に点数等が高い人が優勝となる対戦形式)の回数が変わります。せっかくなので、参考までに紹介しておきましょう。

 

8人 シングルエリミネーションのみ(1回負けると終了の勝ち抜きトーナメント)

9-16人 スイスラウンド4回戦 TOP4によるシングルエリミネーション

17-32人 スイスラウンド5回戦 TOP8によるシングルエリミネーション

33-64人 スイスラウンド6回戦 TOP8によるシングルエリミネーション

65-128人 スイスランド7回戦 TOP8によるシングルエリミネーション

 

っとなっています。

 

なので、34名だったので、この日はスイスラウンド6回戦、TOP8によるシングルエリミネーションを開催しました。

 

モダンということもあり、デッキも多種多様で、非常にレパートリーに富んだ大会でした。

 

GPTという、どちらかといえば競技的なイベントでしたが、会場内はたいへん楽しそうな雰囲気で、私はジャッジをしていたのですが、こんな大会なら出たかったと思っていました。

 

さて、そんな多種多様なデッキが入り混じるスイスラウンド6回戦を制し、TOP8に輝いたのはこの方々でした。

 

ではでは、8位から順にデッキリストを紹介したいと思います。

 

スイス順位 8位 マツオカ ヨシキさん

赤緑ヴァラクートデッキです。

《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》によるダメージをフィニッシュ手段としたデッキですね。

《風景の変容》や、《原始のタイタン》で必要な土地を持ってきてダメージを与えるデッキです。

 

 

スイス順位 7位 ミヤモト ヨウヘイさん

ドレッジのデッキです。

 

簡単に説明すると、墓地にどんどんカードを送り込んで、《ナルコメーバ》の誘発型能力で、墓地から《ナルコメーバ》を戦場に出し、その結果《秘蔵の縫合体》がいっぱい戦場にでちゃうぞってデッキですね。

 

墓地にカードを送り込むために使用する、『発掘』というキーワード能力の事を英語でDredge(ドレッジ)』と呼ぶことから、その名がついているデッキです。

 

 

しかし、このデッキは、《ゴルガリの墓とロール》が禁止から解除され、また禁止されるという数奇な運命の基にあるデッキでもあります。

 

 

だがしかし、それでもドレッジは死なず!まだまだ、トーナメントシーンでも活躍できるデッキです。

 

スイス順位 6位 コジマ ユウスケさん

デッキ名にあるとおり、エターナルブルーです。

なかなかめずらしいデッキですが、簡単に説明すると、追加ターンを得るカードを使用して、ここぞというタイミングで自分のターンを連続で得ることで、相手を一気に倒すって感じのデッキですね。

 

《クルフィックスの指図》や《吠えたける鉱山》と相手にもドローを増やしてしまう呪文を多く取っていますが、自分のターンが連続で来るのなら、相手にアドバンテージを与えることなく、自分だけが得をする事が可能です。

 

もともとのエターナルブルーは青単色の構成でしたが、このデッキは、白がタッチされ《卓絶のナーセット/Narset Transcendent(DTK)》が採用されていたり、サイドに《石のような静寂》や《安らかなる眠り》が取られています。

 

Next Lv エターナルブルーって感じですね!素晴らしいデッキです!

 

スイス順位 5位 ニシオ ユウスケさん

感染のデッキです。

 

 

 

『感染』という、プレイヤーに毒カウンターでダメージを与えるクリーチャーを中心に組まれたデッキです。

毒カウンターは10個得ることで敗北となるので、10個の毒カウンターをいかにはやく相手にたたきこめるかに注力したデッキ構成になっています。

 

モダンを代表するデッキの一つですね。

ただ、このデッキ、1点2点の計算が非常に重要で、その強さは使用するプレイヤーの腕により大きく差が開くのも特徴です。

ここに残っているということは、彼のプレイング力がいかにあるかを証明しています。

 

スイス順位 4位 ナカヤマ トモキさん

ナカヤマ トモキ -「アドグレイス」
モダン
4 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4 《宝石鉱山/Gemstone Mine》
1 《平地/Plains》
4 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
3 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
2 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
2 《島/Island》


-土地(20)-

1 《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》


-クリーチャー(5)-

4 《むかつき/Ad Nauseam》
4 《天使の嗜み/Angel’s Grace》
1 《稲妻の嵐/Lightning Storm》
3 《否定の契約/Pact of Negation》
3 《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》
4 《血清の幻視/Serum Visions》
4 《手練/Sleight of Hand》
3 《ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife》
4 《睡蓮の花/Lotus Bloom》
4 《五元のプリズム/Pentad Prism》
1 《燃焼/Conflagrate》


-呪文(35)-

1 《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《光輝の炎/Radiant Flames》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1 《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1 《摩耗+損耗/Wear // Tear》
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2 《墓所のタイタン/Grave Titan》


-サイドボード(15)-

 

アドグレイスのデッキです。

 

《天使の嗜み》と《むかつき》の2枚によるコンボデッキです。

 

《天使の嗜み》を唱え、解決後に《むかつき》を唱えることで、デッキの全てのカードを引ききり、《猿人の指導霊》から出したマナで《稲妻の嵐》を唱え、手札に大量にある土地カードをすてることで相手を殺してしまうスーパーコンボデッキです。

 

ここへのアクセス手段や、マナを多く出す為のギミックもあり多様な動き方が可能なデッキです。

 

スイス順位 3位 ヤマダ ミツヒロさん

今話題の、《死の影》ジャンド(黒緑赤)のデッキです。

 

もともとモダンでは、ジャンドは強いデッキでしたが、霊気紛争で《致命的な一押し》が追加され、《死の影》と言う新たなフレンズも加わったことでより強固なデッキになっています。

 

ただ、このデッキは《死の影》が入ったことにより強力になった反面、非常に複雑になっています。

 

プレイヤーの腕前が如実に出るデッキですので、この順位に入れているヤマダさんの実力は言わずもがなですね!

 

スイス順位 2位 ヨシダ アツシさん

マジックの日本公式サイトで「Blitzkrieg」として紹介されていた、赤黒コントロールのデッキです。

※その記事は、こちら岩SHOWの「デイリー・デッキ」:Blitzkrieg(モダン)

 

上記のデッキとクリーチャーや、PWの取っている数は違いますが、同じなのは《復讐の亜神》を4枚採用している点です。

 

読んで分かるとおり、非常に強力はクリーチャーです。これがフィニッシャーですね。

 

《コジレックの審問》や《血染めの月》で相手の展開を遅らせ、《致命的な一押し》や《稲妻》などの優良除去で相手の盤面も崩壊させます。

 

そして、《ヴェールのリリアナ》や《反逆の先導者、チャンドラ》の強力なPWでフタをしながら、《復讐の亜神》をぶち込んだりして勝つデッキです。

 

非常に強力なデッキながら、マイナーなデッキですが、このデッキチョイスとこれを回せるヨシダさんのセンスが光るデッキリストです。

 

スイス順位 1位 Rioux Davidさん

そして1位は、アドグレイスでした!!

 

8位内に二人もアドグレイスが入っているのはかなりめずらしい日だったと思います。

 

このデッキは、非常におもしろいデッキでありながら、ルールが難しいデッキでもあります。

 

どういったタイミングで勝ち負けが決まるのか、普段意識していない点を《天使の嗜み》のために意識しなければならないデッキです。

 

そして、《ファイレクシアの非生》まであると、もぉーこんがらがることこの上ないデッキでもあります。

 

多くの練習の末、このデッキでここに立ったのだと思います!

 

 

 

ではでは、気なる決勝にコマを進めたのはこの方たちです!!

 

 

 

 

 

 

ヤマダさん(死の影ジャンド)とDavidさん(アドグレイス)

 

 

 

そして、このマッチに勝ったのは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Davidさんでした!!

 

おめでとうございます!!非常に力強い持ち方で、今回のGPTへの力の入りようが見て取れる素晴らしい持ち方です!

 

シングルエリミネーションの2ラウンド目では、アドグレイス(ナカヤマさん)VSアドグレイス(Davidさん)と非常に珍しく、多次元的な戦いも繰り広げ、決勝へコマをすすめていたDavidさん。

 

そして、このモダンというフォーマットの中で、スイス1位で、常に先手を取り続けられたことも、今回の優勝へ大きく貢献した点かと思います。

 

Davidさんのプレイもさることながら、この日の引きも非常に強く、もうダメかと思われた試合でもデッキがそれに答えてくれたりと非常に素晴らしいデッキ構築の結果でした。

 

 

おめでとう!!

 

この日のチャンピオンは、あなたです!Rioux Davidさん!!

 

GP神戸での活躍も期待しております!!

 

u-1

この記事の投稿者は  です

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