【スタンダード構築戦】PPTQカバレージ トップ8デッキリスト
2016年11月20日 日曜日 10時から開催した、PPTQのカバレージです。
スタンダード環境もかなり成熟したこのタイミング。
この日は、他に大きな大会が2個あったにも関わらず、28名ものプレイヤーが当店に集まってくれました!
ありがとうございます。
28名ということで、5ラウンドのスイスドロー、そして、トップ8によるシングルエリミネーションを行いました!
流石、スタンダード新環境になってからの2ヶ月ほど、たった今、デッキも多種多様なデッキがありました。
コントロールにビートダウン、ミッドレンジとプレイヤーはそれぞれ自分の思い思いのデッキで参戦していました。
そんな環境において、TOP8に残ったのはこのプレイヤー達だ!
おめでとうございます!
では、スイスラウンドの順位にデッキを紹介したいと思います。
スイスラウンド 8位 ザイゼン ケンゴさん
緑黒の昂揚デッキです。
カラデシュからは、メインボードには《害悪の機械巨人》が取られています。
また、サイドボードには《失われた遺産》や《生命の力、ニッサ》、《豪華の王、ゴンティ》などが取られています。
《豪華の王、ゴンティ》は、なかなか渋い選択ですね。
スイスラウンド 7位 サトムラ シュンスケさん
赤白機体。
カラデシュが登場してから、TOP8に名前を刻み続けているこのデッキの登場です。
赤白といいながら、《屑鉄場のたかり屋》を4枚メインから採用しています。
黒マナは、《秘密の中庭》と《霊気拠点》から出すことが可能です。
サイドボードに2枚の《反逆の先導者、チャンドラ》が取られています。
《模範操縦士、デパラ》がサイドなのも調整を感じるところもプレイヤーのやりこみを感じます。
スイスラウンド 6位 フジタ ツカサさん
青黒コントロールデッキ。
《奔流の機械巨人》が3体メインにおり、《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》や《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》。
そして、《秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets》をフィニッシャーに置いたデッキ。
非常にコントロールらしい呪文の選択で、まさに、ザ除去コントロールと言ったデッキ構成が素晴らしいです。
スイスラウンド 5位 ナカムラ ソウタさん
※こちらのミスでデッキリストの掲載の誤りがありました。申し訳ありません。
赤緑黒の《霊気池の驚異》デッキです。
最近流行のサイドボードから昂揚に転移するデッキではなく、生粋の《霊気池の驚異》デッキですね。
メインに1枚だけ積まれて《安堵の再会》が渋いです!
また、環境に多い《密輸人の回転翼機》対策として、4枚採られた《稲妻織り/Weaver of Lightning》がなかなか良いサイドです。
スイスラウンド 4位 ハットリ テツヤさん
二人目の緑黒昂揚デッキです。
まず、何がすばらしいかというと、こんな読みやすいデッキリストが世の中にあるのかと思える文字です!
私は感動しています。ハットリさんのデッキリストはほんとうに読みやすいのです。
メインボードは、クリーチャーや呪文が分かれているだけでなく、マナコストが軽い順に上から書かれています。
また、素晴らしいのは文字だけでなく、構築も細部まで調整のあとが見て取れます。
《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》と4枚の《密輸人の回転翼機》があることによって、クリーチャーを1枚採用であっても墓地から回収しやすく、1種類の枚数を減らすことで、デッキ内のクリーチャーの種類を増やすことで多様なデッキと対峙できるよう調整してあります。
メインボードをまるくまるく調整した結果が非常に良く見て取れる素晴らしいデッキです。
また、サイドボードも直前で《集団的抵抗/Collective Defiance》2枚を《顕在的防御》2枚にさしかえるなど、大会直前まで調整し続ける姿勢は素晴らしいの一言に尽きます。
スイスラウンド 3位 ミナミタニ ダイチさん
バント(※)アグロ。
(※緑白青)
まず、驚くべき点はメイン・サイドともに《森の代言者/Sylvan Advocate(OGW)》を1枚も採用していない点です。
また、メインボードには《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》2枚の除去しかなく、まさにクリーチャーデッキという言葉がぴったりのデッキです。
サイドボードもシンプルながら、除去や打消しを増やしたり、《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver(OGW)》で粘り強く戦うことも可能となっています。
こんなに除去呪文がなくても戦えるのだなと感心させられるデッキです。
スイスラウンド 2位 ババ ヤスノリさん
※本人のご意向で背中です。
赤緑の《霊気池の驚異》デッキです。
2枚《反逆の先導者、チャンドラ》に3枚の《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》。
また、1枚ざしされた《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger(BFZ)》に《世界を壊すもの/World Breaker(OGW)》。
そして、4枚の《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》と非常に多くの当たりを詰め込んでいます。
《霊気池の驚異》のデッキはいろいろなバリエーションがありますが、彼の構築では、《霊気池の驚異》が無くとも、途中戦える調整をされているのがすばらしい点ですね。
また、通常のマナコストでも唱えることが可能なものをデッキに入れることで、ただの運デッキではなく自分で戦い抜けるデッキ構成に仕上がっています。
スイスラウンド 1位 ムラエ リュウジさん
そう、この日の1位抜けは、リュウジさんでした!
赤白機体デッキです。
デッキには2枚の《永遠の見守り/Always Watching》が入っており、より前のめりなデッキになっています。
彼曰く、前日のマジックオンラインで5-0したので、今日はこれできました!とのことでした。
また、サイドボードからは速度を遅く調整し、ミッドレンジとして戦えるつくりになっています。
なかなか難しいサイドボードながら、流石の1位抜けです!
そして、そんな強豪たちで競われたトップ8によるシングルエリミネーションの決勝へコマを進めたのはこのお二人でした!
左がザイゼンさん 右がミナミタニさん
緑黒昂揚デッキ対バントアグロデッキとなりました。
決勝は非常に和やかな雰囲気で進んでいました。
ミナミタニさんが結構話しながらプレイされる方で、この卓プレイしてて楽しそうだなっというのが第一印象でした。
そして、そんな決勝を制したのは!?
ミナミタニ ダイチさんでした!!
おめでとうございます!!
そして、見て下さい、この持ち方を!
まるでIT企業の社長の様なろくろポーズの右手に添えられたアノアブルーモンスター。
非常に品格を感じる持ち方です。
良く見ていただけると分かるとおり、持っている手は指二本だけで、あとはスッと添えられているのです。
まさしく王者の持ち方です。
また、さらによく見ていただくと、左手にはちょうど《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》が乗っているではありませんか!?まさに、奇跡の写真と言えます。
さすがバントアグロ使いのミナミタニさん、こんなところまで計算されているとは!?
さらにミナミタニさんは上にも書きましたが、プレイしていて楽しいプレイヤーの方です。
プレイ中に自分のサイドボードプランを話されたりと、楽しい雰囲気ながら、的確なプレーで相手と正々堂々と真っ向から戦う姿は、まさに紳士的なマジックでした。
競技レベルのイベントも心底楽しみ、そして、優勝する。
マジックの全てを楽しむ紳士、ミナミタニさん、この日の優勝も納得です!
おめでとう、この日のチャンピオンは、あなたです!ミナミタニ ダイチさん!!
この記事の投稿者は u-1 です
コメントを残す