ゲームデー 日曜日 昼の部 カバレージ &TOP8デッキリスト
2016年10月23日 日曜日 14時から開催した、カラデシュゲームデーのカバレージです。
(土曜日のデッキリストとカバレージはこちら)
ゲームデー。
それは、アノアのGP(グランプリ)。
日ごろ、ほのぼのとしたアノアデザインがちょっとピリリとする、そんなエキサイティングな日なのです。
そんなアノアデザインのゲームデーには、22名の参加者がありました!
まことにありがとうございます!!
22名の参加ということで、スイスドロー5回戦※1、そしてTOP8によるシングルエリミネーション※2を行いました。
(※1 FNMのような勝ち点を獲得していくタイプの対戦方式 くわしくは、こちら)
(※2 1度負けるとそこで終了となる勝ち上がり式のトーナメント方式。くわしくは、こちら)
そうDETH!優勝するためには、8回戦おこなわねばならないのです!
GP初日の試合数が9回戦ですので、それと1回しか変わらない8回戦!
まさに、アノアGPに相応しい戦いでした!
そして、アノアのゲームデーのおもしろいところは、前日の土曜日と日曜日では、ガラッとメタゲーム※が変わるのです。
(デッキの傾向)
そして、そんなスイスドロー5回戦を抜け、TOP8に輝いたプレイヤーは彼らだ!
おめでとうございます!
私も参加していたのですが、惜しくも9位(まただぜ……)とTOP8に残れませんでした。グヌヌ。
土曜日と同じデッキでしたが、まさか残れないとは……
アノアのゲームデーの変化、恐るべし!
っと言うわけで、スイスドローの順位順にデッキの紹介です。
スイスドロー8位 イトウ タケシさん
※本人の希望により画像を一部加工しております。
私の土曜日のデッキと同じくバントアグロですが、かなりアプローチの方法が違います。
注目点は、通称コプターの海外GPや、カラデシュ政府から規制のかかるレベルで人気が爆発している《密輸人の回転翼機》は1枚も採用していません。
かわりに
《首絞め/Noose Constrictor》を4枚採用し、ヘリの首は絞めるという勢いが強く感じられます。
たぶん、この辺りが首。
また、メインボードに《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》3枚、サイドボードに《激変の機械巨人》2枚と白いパワーカードを多くとっているのも特徴ですね。
イトウさんは、バントカンパニーを使い続けていたこともあって、サイドに1枚取られた《支配の天使/Subjugator Angel》がまったくシブいねぇ!
すばらしい構築です!
スイスドロー7位 シラカワ タクミさん
※本人の希望とは関係なく画像を一部加工しております。
赤白機体デッキです。
赤と白の操縦士と、機体カードを多く詰め込んだ、スピード狂の前のめりなデッキ。
そのスピードは、スカイフィッシュと言われるこのデッキ、はやければ5ターン目に20点のライフがなくなってしまうスピード、マジック界のハイウェイ・スターです。
しかし、このデッキの強いところは、全体除去に機体が強く、粘り強く戦える点です。
相手のサイドボードに合わせて、デッキのスピードを変則的に変えることができるサイドボードは見事です。
スイスドロー6位 イブシ ショウタロウさん
前日のゲームデーでは、コントロールを使っていたイブシさんですが、なぜか他のプレイヤーとデッキを交換して日曜日のゲームデーに参戦しました。
そして、6位でスイスラウンドを抜けました。流石のプレイング力です。
デッキは4色機体。どこかで聞いた事があるような。
このデッキ、デッキデザイナーは、GuStProとなっていますが……
※画像は、マジック:ザ・ギャザリング日本語公式サイトのスクリーンショットです。記事は、こちら
なるほど!
しかし、《無私の霊魂/Selfless Spirit》を1枚入れているあたりは、おもしろい調節がされています。
スイスドロー5位 サケモト ヨシハルさん
2日続けて、彼もTOP8に残りました。ゴンティサケモトさんです。
前日と大きくは変わっていませんが、《本質の摘出》の枚数が変わっていたりと、細部への調整が施されています。
どこかのアノアの店長の様に前日と全く同じデッキで来ないあたりが、非常にすばらしいです!
あと、デッキ名が大変すばらしい!
デッキ名が『マルドゥ(※)ゴンティ』
(※タルキール覇王譚の氏族の名前、マルドゥ族は赤黒白の3色からなる氏族、くわしくは、こちら)
いいセンスだ!
スイスドロー4位 フクハラ ミツタカさん
なんと!彼もマルドウ機体デッキでの参戦!
前日にはTOP8に居なかった機体デッキが、4位までで、既に3種類も現れています。
このあたりが、アノアのゲームデーの非常に不思議なところです。
前日と正反対に近いデッキがTOP8に残るのが毎度おもしろいところです。
しかも、フクハラさんは、当店のゲームデーで2度優勝している強豪プレイヤーです。
前のめりなアグロデッキは一見簡単そうにみせますが、その実は、相手と自分のライフの点数計算を緻密できるものが勝つ、非常にプレイング力が試されるデッキなのです!
そのデッキで、TOP8に残るとは、流石のプレイング力です!
スイスドロー3位 ブシスエさん
ついにその姿を現した、緑黒の昂揚デッキ。
しかもカラデシュからは、土地だけでなく、《新緑の機械巨人》と《害悪の機械巨人》の2体。
そして、カラデシュ政府規制御用達の《密輸人の回転翼機》を携えてのトップ8入りです。
このデッキの動きを観戦していたのですが、《密輸人の回転翼機》が非常に良い役割を果たします。
苦手とする空中からの攻撃をけん制し、また、ルーティング※能力が、手札の循環と昂揚達成を支援します。
(1枚引いて、その後手札から1枚捨てること)
また、序盤に墓地に捨てた《新緑の機械巨人》や《害悪の機械巨人》はリリアナの能力で墓地から回収できるため、デッキに枚数が少なくても心置きなくディスカードできます。
ヘリコプターを最もうまく使えるデッキといえるかもしれません。
そして、彼は、スゥルタイをこよなく愛する漢。
そんな彼のデッキ名は……
『ブルーレススゥルタイ※』
(※スゥルタイは、タルキール覇王譚の氏族の名前、スゥルタイ群は黒青緑の3色からなる氏族、くわしくは、こちら)
ブルーレス……もう、スゥルタイちゃうやん!?笑
スイスドロー2位 ヨシダ ユウイチさん
ここにもマルドゥ機体が参戦だ!
これで、機体デッキは4つとなり、TOP8における機体デッキの割合は半分となりました!
そして、ヨシダさんのデッキには、サイドに《乗っ取り》が2枚取られてます。
相手のクリーチャーをハイジャックして、そのまま押し込むあたりは、まさに俺たちはマルドゥっ!
また、ヨシダさんは、レガシーも主体にマジックをしているプレイヤーですので、プレイングスキルは非常に高く、2位という結果は、それも合間ってのことだと思います。
すばらしい!
スイスドロー1位 ナカヤマ トモキさん
青白のミッドレンジデッキ。
青白と言えば、《無私の霊魂/Selfless Spirit》《呪文捕らえ/Spell Queller》《反射魔道士/Reflector Mage(OGW)》と軽量に強いクリーチャー達が沢山います。
そして、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》に《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》とフィニッシャー※にも優れています。
(※ゲームを終わらせるためのカード。つまり強力で相手を打ち負かす力のあるカードのこと。)
さらに《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》《否認/Negate(OGW)》《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》《空鯨捕りの一撃》と除去やカウンターにも優れたカードがとれるなど、色のチョイスとしては素晴らしいの一言です。
サイドボードにも多種のデッキに対応できるカードを取れる点も良いですね。
また、ナカヤマさんもリミテッドをはじめプレイングが非常にうまく、スイスドロー1位も納得です。
途中にも書きましたが、前日の土曜日にはほとんど姿をみせなかった赤白(黒)の機体デッキが4人もTOP8に入りました。
当店のTOP8で使用されたヘリの数は……24枚っ!!
回転翼機のプロペラの上で、メタゲームが回っているといっても過言ではありません。
さて、そんな厳しいシングルエリミネーションを勝ち抜き、決勝に残ったのはこの二人でした!
ナカヤマさん(青白ミッドレンジ)とブシスエさん(緑黒昂揚)でした。
なんとっ!どちらも機体デッキではありませんでした。
その激しいバトルを制したのは、この方!
そう、スゥルタイ群の民!ブシスエさんでした!
おめでとうございます。
決勝戦のゲームを少し見ていましたが、中盤でナカヤマさんが、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》のトークンから、オーメンダールを召喚し、緑黒のデッキではブシスエさんには対処する方法が簡単には無いのでどうするのだろうかと思っていると。
盤面が硬直している間に育った《不屈の追跡者/Tireless Tracker》14/13と《新緑の機械巨人》の援護で大きくなった《害悪の機械巨人》13/12が現れ、怪獣大決戦の末、パワーで《不敬の皇子、オーメンダール/Ormendahl, Profane Prince》を押し切るという見せるプレイングでゲームを制していました。
何よりも、非常に厳しい《不敬の皇子、オーメンダール/Ormendahl, Profane Prince》が降臨しても冷静にプレイを続け、解答を叩き出すそのメンタルは非常に素晴らしいの一言につきます!
ブシスエさんには、カラデシュゲームデープレイマットが贈呈されました!
そして、恒例のアノアブルーモンスターを持っての記念撮影です!
《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》を持っての記念撮影です。
皆さんは、お気づきだろうか……
《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》のマナシンボルのカラーは緑。
そして、能力起動で要求するマナは、黒。
そして……
アノアブルーモンスター!つまりは、青!!
そうです、この構えは!?
天地スゥルタイの構え!!
つまり、彼のレスしていた青(ブルー)は、ここにあったのです!!
デッキ名の『ブルーレススゥルタイ』は優勝予告だったのです!!
その身を持ってスゥルタイを体言するとは、まさに彼は現代にいきるスゥルタイのカン!
そう、黄金牙なのです!
もう一度彼に、お祝いの言葉を贈りたいと思います!
黄金牙、ブシスエさん!あなたが、この日のチャンピオンです!!
《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》には、気をつけろっ!
この記事の投稿者は u-1 です
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