PPTQダブリン モダン構築戦 TOP8デッキリスト&カバレージ
2016年08月07日 日曜日に行なった、PPTQ モダン構築戦についてのカバレージです。
うだるような暑さが続く夏真っ盛りの8月。
アノアデザインには、モダンのデッキを携え多くのプレイヤーが集まってくれました。
この日の参加者は26名と多くの方が参加してくれました、ありがとうございます。
フォーマットがモダン構築戦と言うこともあり、それぞれ思い思いのデッキでプレイヤーは参加していました。
この日の参加者のデッキは、
マーフォーク、ドレッジ、ソプターコントロール、ジャンド、バーン、ナヒリシュート、感染、エルフ、etcetc
(リンク先はDig Cards様のサイトのアーキタイプ紹介です。実際の使用されたデッキとは違う構成の場合もあります。)
モダンフォーマットは魔境と呼ばれているだけあり、形も非常に多く、それぞれにあったプレイスタイルのデッキを選択できる良いフォーマットだと思っています。
しかし、その分、相性差も非常に出るフォーマットであることも確か。
メインボードの対戦の間にいかに相手のデッキを知り、それをサイドボーディングでどう対処するのか?
そして、相手のサイドボーディングの上をいく、一歩先のサイドボードができたものがマッチを制することができるのです。
そんな読み合いの激しい戦いを勝ち抜き、5回戦のスイスドローを抜けたのは、この8名でした!
おめでとうございます!!
そして、ここから始まる1回負ければ終わりのシングルエリミネーション。
そんなシングルエリミネーションの結果とTOP8プレイヤーのデッキを紹介していきます。
また、今回は、最近増えたカードで採用されているカードにも注目しながらデッキを紹介したいと思います。
マツダ イッセイさん(スイスドロー8位 総合順位8位)
4 《溢れかえる岸辺》 4 《沸騰する小湖》 2 《神聖なる泉》 2 《天界の列柱》 2 《平地》 2 《島》 1 《山》 2 《硫黄の滝》 2 《蒸気孔》 1 《断崖の避難所》 1 《聖なる鋳造所》 -土地(23)- 4 《瞬唱の魔道師》 -クリーチャー(7)- |
4 《稲妻》 4 《稲妻のらせん》 4 《流刑への道》 4 《差し戻し》 2 《神々の憤怒》 2 《ボロスの魔除け》 2 《謎めいた命令》 2 《電解》 2 《偏った幸運》 2 《呪文嵌め》 2 《熟慮》 -呪文(30)- |
3 《聖トラフトの霊》 2 《天界の粛清》 2 《遍歴の勇者、エルズペス》 2 《否認》 2 《疲弊の休息》 2 《安らかなる眠り》 2 《磨耗/損耗》 -サイドボード(15)- |
『異界月』からは、《騒乱の歓楽者》が2枚使用されています。
確かに呪文も多いですし、ドローとしても非常に優秀なクリーチャーです。
フジモト コウサクさん (スイスドロー7位 総合順位7位)
4 《新緑の地下墓地》 4 《黒割れの崖》 2 《血染めのぬかるみ》 2 《樹木茂る山麓》 1 《草むした墓》 1 《踏み荒らされる地》 1 《血の墓所》 3 《怒り狂う山峡》 1 《ケッシグの狼の地》 2 《森》 2 《沼》 -土地(24)- 4 《タルモゴイフ》 -クリーチャー(15)- |
4 《稲妻》 3 《コジレックの審問》 3 《思考囲い》 2 《終止》 2 《突然の衰微》 2 《コラガンの命令》 3 《ヴェールのリリアナ》 1 《紅蓮の達人、チャンドラ》 1 《偏った幸運》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《忌むべき者のかがり火》 -呪文(22)- |
3 《オリヴィア・ヴォルダーレン》 2 《殴打頭蓋》 2 《最後のトロール、スラーン》 2 《台所の嫌がらせ屋》 2 《虚空の力線》 2 《古えの遺恨》 2 《神々の憤怒》 1 《魂の裏切りの夜》 2 《殺戮遊戯》 -サイドボード(15)- |
こちらは、スタンダード構築でも絶賛活躍中の《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》がメインに入っています。
モダンの除去と伴いパワフルに活躍してくれそうです。
アリタ カズヒロさん (スイスドロー4位 総合順位6位)
4 《吹きさらしの荒野》 4 《血染めのぬかるみ》 3 《樹木茂る山麓》 1 《聖なる鋳造所》 1 《神無き祭壇》 1 《血の墓所》 1 《踏み荒らされる地》 1 《草むした墓》 1 《乾燥大地》 -土地(17)- 4 《死の影》 -クリーチャー(19)- |
4 《ギタクシア派の調査》 4 《ティムールの激闘》 4 《変位原性の成長》 3 《強大化》 3 《思考囲い》 4 《ミシェラのガラクタ》 2 《稲妻》 -呪文(24)- |
1 《森》 3 《わめき騒ぐマンドリル》 1 《タルモゴイフ》 1 《四肢切断》 1 《紅蓮地獄》 2 《コジレックの審問》 1 《石のような静寂》 1 《墓掘りの檻》 1 《自然のままに》 1 《古えの遺恨》 1 《ファイレクシアの非生》 1 《稲妻のらせん》 -サイドボード(15)- |
こちらのデッキには《節くれ木のドライアド》が入っています。
カードの種類も、土地、インスタント、クリーチャー、アーティファクト、ソーサリーとすぐに昂揚(墓地に4種類以上のカードがある状態)を達成することが容易だと思われます。
そうすると、《節くれ木のドライアド》は、3/3の接死クリーチャーとなり、《野生のナカティル》を超える性能になります。
接死を持っていることで《ティムールの激闘》の獰猛時でのトランプルが本体に入るダメージが多くなり非常に良いカードに目をつけたと関心させられました。
すばらしいっ!!
ホンダ アキヒロさん (スイスドロー3位 総合順位5位)
4 《銅線の地溝》 4 《血染めのぬかるみ》 4 《樹木茂る山麓》 1 《血の墓所》 2 《踏み荒らされる地》 2 《ダークムーアの回収所》 2 《山》 1 《森》 -土地(20)- 4 《恐血鬼》 -クリーチャー(24)- |
4 《壌土からの生命》 2 《稲妻の斧》 2 《突撃の地鳴り》 4 《信仰無き物あさり》 1 《燃焼》 3 《叫び角笛》 -呪文(16)- |
4 《自然の要求》 1 《ボジューカの沼》 1 《記憶の旅》 2 《暗黒波》 3 《思考囲い》 2 《部族養い》 2 《古えの遺恨》 -サイドボード(15)- |
オクダ マサテルさん (スイスドロー2位 総合順位4位)
4 《闇滑りの岸》 4 《金属海の沿岸》 2 《欺瞞の神殿》 2 《啓蒙の神殿》 1 《宝石鉱山》 1 《島》 5 《平地》 -土地(18)- 4 《猿人の指導霊》 -クリーチャー(4)- |
4 《五元のプリズム》 4 《水練の花》 4 《血清の幻視》 4 《手練》 4 《天使の嗜み》 4 《むかつき》 2 《大霊堂の戦利品》 1 《深遠の覗き見》 4 《ファイレクシアの非生》 1 《突撃の地鳴り》 1 《稲妻の嵐》 3 《否定の契約》 -呪文(28)- |
2 《強迫》 1 《思考囲い》 1 《殺戮の契約》 1 《否定の契約》 2 《暗黒》 2 《ハーキルの召還術》 2 《流刑への道》 3 《墓所のタイタン》 1 《残響する真実》 -サイドボード(15)- |
オモニシ コウジロウさん (スイスドロー1位 総合順位3位)
4 《悪意の神殿》 4 《血染めのぬかるみ》 2 《汚染された三角州》 2 《血の墓所》 1 《山》 5 《沼》 -土地(18)- 4 《グリセルブランド》 -クリーチャー(14)- |
4 《信仰無き物あさり》 4 《御霊の復讐》 4 《夜の囁き》 4 《滋養の群れ》 4 《裂け目の突破》 3 《血染めの月》 2 《集団的蛮行》 2 《捨て身の儀式》 1 《魔力変》 -呪文(28)- |
4 《神聖の力線》 3 《神々の憤怒》 2 《コジレックの審問》 2 《外科的摘出》 2 《終止》 1 《すべてを護るもの、母聖樹》 1 《粉砕の嵐》 -サイドボード(15)- |
『異界月』から《集団的蛮行》がメインに2枚とられています。
手札を捨てることで選択できるモードが増える 増呪つきの黒のソーサリー。
墓地にカードがあることで非常に大きなアドバンテージを得られるこのデッキにはぴったりのソーサリーだと言えます。
このカードはレガシーでもちょっと注目されているとかなんとか。
そして、決勝に残ったのは、この二人だ!!
ウラサワ タイジさん (スイスドロー6位)
4 《聖なる鋳造所》 4 《血染めのぬかるみ》 3 《樹木茂る山麓》 4 《乾燥大地》 4 《山》 -土地(19)- 4 《ゴブリンの先達》 -クリーチャー(14)- |
4 《稲妻》 4 《溶岩の撃ち込み》 2 《二股の稲妻》 3 《焼尽の猛火》 4 《ボロスの魔除け》 4 《頭蓋割り》 4 《裂け目の稲妻》 1 《溶鉄の雨》 1 《血の手の炎》 -呪文(25)- |
4 《神聖の力線》 3 《神々の憤怒》 2 《コジレックの審問》 2 《外科的摘出》 2 《終止》 1 《すべてを護るもの、母聖樹》 1 《粉砕の嵐》 -サイドボード(15)- |
イブシ ショウタロウさん (スイスドロー5位)
4 《吹きさらしの荒野》 4 《新緑の地下墓地》 1 《湿地の干潟》 3 《剃刀境の茂み》 2 《寺院の庭》 1 《草むした墓》 1 《神無き祭殿》 1 《地平線の梢》 2 《森》 1 《平地》 1 《沼》 2 《ガヴォニーの居住区》 -土地(22)- 4 《極楽鳥》 -クリーチャー(28)- |
2 《異界の進化》 4 《集合した中隊》 4 《召還の調べ》 -呪文(10)- |
1 《ブレンタンの炉の世話人》 1 《呪文滑り》 1 《無私の霊魂》 1 《漁る軟泥》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 1 《エーテル宣誓会の法学者》 2 《潮の虚ろの漕ぎ手》 1 《罪の収集者》 1 《エイブンの思考検閲者》 1 《先頭に立つもの、アナフェンザ》 2 《突然の衰微》 2 《流刑への道》 -サイドボード(15)- |
イブシさんのデッキには『異界月』より《無私の霊魂》と《異界の進化》が採用されています。
《無私の霊魂》は2/1の飛行クリーチャーであり、また、自分のクリーチャーをダメージや全体除去から護ってくれる中々の優れものです。
加えて《異界の進化》はシルバーバレット的にクリーチャー主体のデッキでさらにクリーチャーサーチ呪文を得ることができました。
《台所の嫌がらせ屋》との相性も抜群で生贄に捧げたクリーチャーのコスト+2マナ以下のクリーチャーを直接場に出せる辺りも非常に使い勝手がよさそうです。
今後のモダンでのクリーチャーサーチカードの1枚となるのか!?
全てを焼ききるバーン使いのウラサワさん。
それに対するクリーチャーコンボで戦う、バントカンパニーのイブシさん。
決勝の軍配は、果たしてどちらに上がるのか!!
結果は少し↓
イブシ ショウタロウさんの優勝でした!!
ポーズはポケモンと共鳴するゼンリョクポーズだそうです。アノアブルーモンスターにZパワーを注入だ!
おめでとうございます!
決勝戦は横で見ていましたが、非常に白熱した戦いでした。
ウラサワさんにとって厳しかったのは、イブシさんのデッキにはライフゲインをできる要素が非常に多かった点でした。
また、サイド後では、イブシさんの右手が光りました。
土地の少ないハンドでのキープでしたが、土地を必要なときに引け、順当に呪文を打つことができたことが勝利へと繋がりました。
4ターン目にイブシさんが唱えた《集合した中隊》のめくれも非常に強く、初の当店常連プレイヤーがPPTQのトップとなりました。
おめでとうございます!
生粋のポケモントレーナのイブシさんですのでこちらの、画像もプレゼントです!
本人いわく、
RPTQがポケモン サン&ムーンの発売日の2週間後なのできつい
とのことでした!おいっ!!
イブシさんは、ポケモンとMTGの共存を制し、RPTQの舞台で上位に立てるのか!?今から楽しみです!
この記事の投稿者は u-1 です
熟考は熟慮かな?
あとスルーされまくってるけど偏った幸運も異界月だよね