【TOP8デッキリスト】イニストラードを覆う影、ゲームデー夜の部
2016年04月30日に行なわれたゲームデーについてのカバレージです。
4月ということで、新たなマジックプレイヤーも増えたかもしれないので、ちょっとだけゲームデーについても紹介したいと思います。
ゲームデーとは?
ゲームデーは、マジックの新セットが発売された1ヶ月後に行なわれるスタンダードフォーマットの構築戦です。
ゲームデーは参加するだけで、特別なフルアートのプロモカードが貰え、更にTOP8に残れば追加のプロモカードが貰えます。
今回の参加賞は、《手に負えない若輩》
TOP8プロモ《苦渋の破棄》別アングルでかっこいいです!
そして、優勝すると特別なプレイマットが貰えます。
今回は《苦渋の破棄》のプレイマットです。端っこで見守るジェイスとタミヨウがにくいですね。
さてさて、そんなゲームデー、アノアデザインでは夜の部に20名と多くのプレイヤーが集まってくれました。
ありがとうございます!
アノアのゲームデーと言えば、マジックカジュアル勢にとってはグランプリの様なものです。
みな入念に調整したデッキで挑戦していました。やはり、FNMよりは少し気合の入った感じですね!
20名の参加者だと、スイスドロー(フライデーナイトマジックの様な形式)が5回戦、その後スイスドローTOP8によるシングルエリミネーション(一回負けたら終わりの勝ちあがりトーナメント)が行われます。
要するに優勝するためには、5回戦+シングルエリミネーションの3回戦を行う、計8回戦の長丁場です!
(まさに、苦渋の破棄ですね)
ですが、店内は笑いのたえない楽しい雰囲気でゲームは行なわれていました。
そして、そんな20名の戦いを制し、スイスドローTOP8に輝いたのは、このプレイヤー達だ!!
そして、8名のデッキリストをスイスドローの順位順に発表します。
4 《領事の鋳造所》 4 《シヴの浅瀬》 2 《戦場の鍛冶場》 2 《オラン=リーフの廃墟》 2 《ウェストヴェイルの修道院》 1 《鏡の池》 10 《山》 -土地(25)- 4 《面晶体の這行器》 -クリーチャー(26)- |
3 《多勢》 1 《次元の歪曲》 1 《焙り焼き》 4 《炎呼び、チャンドラ》 -呪文(8)- |
3 《雷破の執政》 3 《引き裂く流弾》 3 《焙り焼き》 3 《エルドラージの寸借者》 2 《歪める嘆き》 1 《竜使いののけ者》 -サイドボード(15)- |
赤単色のe-Sports(エルドラージスポーツ)デッキ。
クリーチャーを出す、殴る、速攻で殴る、そして、《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller(OGW)》でとどめをさす!
スーパー前のめりなデッキ。
《闇の掌握》が環境を占めているおかげで強くなった《不快な集合体/Vile Aggregate(BFZ)》がなかなか強い。
あと、以外にいい味を出すのは、情熱大陸でお馴染み、葉加瀬太郎をリスペクトしたヘアースタイルの《飛行機械技師》
速攻を与えるのは強いですね。
続いて7位。
19 《平地》 1 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地(20)- 4 《スレイベンの検査官》 -クリーチャー(26)- |
4 《石の宣告》 4 《グリフの加護》 3 《永遠の見守り》 3 《停滞の罠》 -呪文(14)- |
3 《アラシンの先頭に立つ者》 3 《奇妙な幕間》 3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 3 《停滞の罠》 2 《ランタンの斥候》 1 《ウェストヴェイルの修道院》 3 《絹包み》 2 《フェリダーの仔》 -サイドボード(15)- |
イニストラードを覆う影が発売し、筆頭を表した人間達の集団。
白単人間デッキです。
イニストラードは怪物たちに人々がおびえて暮らすゴシックホラーの世界なのに、今回も人間は環境を制してしまうのか!?
やはり、最も恐ろしい生物は人間だったのかっ!?
このババァ…お姉様強すぎませんかね?
続いて6位!
2 《平地》 4 《島》 5 《沼》 4 《窪み渓谷》 2 《大草原の川》 3 《コイロスの洞窟》 3 《進化する未開地》 2 《乱脈な気孔》 1 《詰まった河口》 1 《精霊龍の安息地》 -土地(27)- 4 《龍王オジュタイ》 -クリーチャー(9)- |
4 《シルムガルの嘲笑》 2 《意思の激突》 3 《究極の価格》 2 《闇の掌握》 1 《精神背信》 3 《忌呪の発動》 2 《苦い心理》 1 《知恵の拝借》 3 《衰滅》 1 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 1 《荒廃の一掴み》 1 《苦渋の破棄》 -呪文(24)- |
2 《否認》 1 《龍王の大権》 2 《強迫》 2 《死の重み》 1 《精神背信》 2 《悪性の疫病》 2 《破滅の道》 1 《無限の抹消》 1 《ゲトの裏切り者、カリタス》 1 《シルムガルの命令》 -サイドボード(15)- |
前環境からも猛威を振るっているエスパードラゴンデッキだ!
スーパードラゴン《龍王オジュタイ》
ずっ友ドラゴン《龍王シルムガル》
そして、高額カードの代名詞《ヴリンの神童、ジェイス》だっ!
イニストラードを覆う影からは、《知恵の拝借》が追加されています。
果たして、どうなるか?
つづいて5位。
5 《平地》 5 《沼》 4 《乱脈な気孔》 4 《コイロスの洞窟》 3 《放棄された聖域》 2 《ウェストヴェイルの修道院》 1 《荒廃した湿原》 1 《進化する未開地》 -土地(25)- -クリーチャー(0)- |
4 《闇の掌握》 3 《精神背信》 2 《究極の価格》 2 《荒野の確保》 2 《石の宣告》 3 《骨読み》 2 《苦渋の破棄》 1 《破滅の道》 3 《停滞の罠》 4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 3 《衰滅》 2 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 1 《闇の誓願》 2 《死の宿敵、ソリン》 1 《罪人への急襲》 -呪文(35)- |
2 《強迫》 2 《神聖なる月光》 2 《苦渋の破棄》 2 《無限の抹消》 2 《ゲトの裏切り者、カリタス》 2 《現実を砕くもの》 2 《保護者、リンヴァーラ》 1 《死の宿敵、ソリン》 -サイドボード(15)- |
ゲートウォッチの誓い、ゲームデーで私を倒し優勝に輝いたナカタニさんが、今回もTOP8に名を連ねた!
デッキはなんと、前回優勝と同じカラー、アブザンッ!?……ではなく、白黒のコントロールデッキだっ!
まさかのノンクリーチャーデッキで、いったいどんな戦いをするのか!?
サイドに光る2枚の《現実を砕くもの》が殺意を感じさせる良いデッキです!
続いて4位は外道さんでした!!
外道さんは、デッキリストを書いた後、疲れのため帰ってしまわれたので写真はありません。
11 《平地》 6 《島》 2 《大草原の川》 2 《港町》 2 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地(23)- 4 《探検家の特使》 -クリーチャー(24)- |
3 《永遠の見守り》 2 《石の宣告》 3 《侵襲手術》 3 《嘲る映し身》 1 《石鍛冶の傑作》 1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -呪文(13)- |
2 《徴税の大天使》 1 《牢獄の管理人、ヒクサス》 4 《否認》 4 《停滞の罠》 2 《キテオンの不正規軍》 2 《本質の変転》 -サイドボード(15)- |
しかし、デッキはなかなかのローグデッキです。
なんと、あの青いエンチャント《嘲る映し身》がメインに3枚も取られています。
自分の反射魔道師に付けるも良し、相手の強力なクリーチャーに貼るも良しと、意外に使い勝手がよさそうです。
サイドも中々おもしろく、高額なカードも少ないので、カジュアル勢にとっては非常にお手本になるような素晴らしいデッキです。
はい、そうです。私はローグデッキ(競技フォーマットであまり姿を見せないデッキ。地雷デッキなどとも言われる。)が好きです。
そして、いよいよ3位です!
4 《沼》 8 《森》 4 《風切る泥沼》 4 《ラノワールの荒原》 3 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地(23)- 4 《壌土のドライアド》 -クリーチャー(30)- |
3 《謎の石の儀式》 4 《集合した中隊》 -呪文(7)- |
4 《究極の価格》 1 《ゲトの裏切り者、カリタス》 4 《精神背信》 1 《翼切り》 2 《不屈の追跡者》 2 《ウルヴェンワルドの謎》 1 《肉袋の匪賊》 -サイドボード(15)- |
いわゆるアリストクラッツと呼ばれている《ズーラポートの殺し屋》でドレインするデッキです。
《集合した中隊》から、優秀なクリーチャーをインスタントタイミングで、横並びさせ、《ナントゥーコの鞘虫》(通称ハスク)
で一気に打点を稼ぐデッキです。
また、それらを《異端の癒し手、リリアナ》や《謎の石の儀式》がサポートします。
デッキ自体は非常にまるくメインからは対策が難しいデッキです。
このデッキのために《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》がはやっているといっても過言ではない素晴らしいデッキです。
また、イマミチさんは基本土地カードにもこだわっていました。
(漢字で書かれたティムやセラエンジェル)
はじめてこのシリーズのランドを見て、ちょっと感動しました。
続いては2位!
19 《平地》 2 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地(21)- 4 《スレイベンの検査官》 -クリーチャー(28)- |
4 《永遠の見守り》 1 《荒野の確保》 2 《グリフの加護》 2 《石の宣告》 1 《絹包み》 1 《停滞の罠》 -呪文(11)- |
2 《ランタンの斥候》 2 《神聖なる月光》 1 《保護者、リンヴァーラ》 2 《絹包み》 2 《往時の主教》 1 《悲劇的な傲慢》 2 《次元の激高》 3 《停滞の罠》 -サイドボード(15)- |
2位には、白単人間だ!
先ほどのモトオカさんのデッキに比べ、メインから呪文を多くとった形になっています。
1枚入れた《族樹の精霊、アナフェンザ》がにくいです!
こちらも、なかなかに良いデッキです!
そして、そして、スイスドロー順位1位はこの人!!
2 《平地》 2 《山》 5 《沼》 3 《戦場の鍛冶場》 3 《燻る湿地》 2 《コイロスの洞窟》 4 《進化する未開地》 2 《鋭い突端》 2 《乱脈な気孔》 -土地(25)- 1 《竜使いののけ者》 -クリーチャー(13)- |
2 《死の重み》 2 《焦熱の衝動》 2 《究極の価格》 2 《精神背信》 1 《神聖なる月光》 1 《苦い心理》 3 《骨読み》 2 《餌食》 1 《苦渋の破棄》 2 《コラガンの命令》 2 《衰滅》 2 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 -呪文(22)- |
2 《エルドラージの寸借者》 1 《フェリダーの仔》 2 《自傷疵》 2 《知恵の拝借》 1 《無限の抹消》 2 《破滅の道》 1 《悪性の疫病》 2 《光輝の炎》 2 《鑽火の輝き》 -サイドボード(15)- |
MTGwikiに『如何せん環境に恵まれず、現代マジックにも通じるカードパワーを発揮出来ずにスタンダードでの生涯を閉じようとしている。』と書かれていることに憤りを覚えて入れた《龍王コラガン》を2枚搭載したマルドゥ(赤黒白)ミッドレンジのデッキだっ!
私は、彼と対戦しましたが、本当に《龍王コラガン》は強かったです。
突然の空中からの6点ダメージ。
そして、隠されたクリーチャーやPW呪文を縛る能力。
まさに《龍王コラガン》のデッキでした。
龍王コラガン!君は弱いクリーチャーじゃないっ!ギャク枠じゃなかったんだっ!!
《強迫》だけじゃなかったんやでっ!!
そして、シングルエリミネーション(まけたらそこでおしまいの勝ちあがりトーナメント)はこの様な流れで進みました。
決勝へ歩を進めたのは、
赤単エルドラージのKSさん。
そして、エスパードラゴンのムシアケさんです。
うしろに変な人が写っている気がしますが、ゴシックホラーの世界なので仕方ないですね。
試合はお互いに1本ずつ取り合い息をつかせぬ攻防でした。
だがしかし、ドラゴンを手中に収め、最後に駆け抜けたのはエルドラージでした!
私が思うに、勝因は、亀仙流の胴着を着こなしていたことだと思います!!
っと言うのは冗談で、彼はこのデッキを草の根大会でも使用し2位という好成績を収めていました。
また、フライデーナイトマジックでは他のデッキを使い、自分のデッキをこの日まで隠しながら練習をしていました。
その結果と調整の成果でこの日の優勝にたどり着いたのです!!
すばらしっ!!MTGは本気になったものに勝利をもたらす素晴らしいゲームです!
おめでとうKSさん!!!
一部でマスコット的人気を得ているGSPから、プレイマットの贈呈です!
嬉しそうです! そして、私も欲しかったぜ!
せめて《苦渋の破棄》は欲しかった!クゥッ!
そして、プレイマットをかかげての記念さつえ……って、おいっ!それはイカン!w
しかし、彼は嬉しそうに店舗にゲームデープレイマットを置いて行ってくれたのでした!
FNMや他のイベントでおおいに使うのだっ!
おめでとう!この日のスーパープレインズウォーカーは君だ!!
最後に、アノアブルーモンスターを持っての写真をパシャリ!
なぜ、バットにしたっ!?
おまけ。
ネタバレ防止のための、関係ない写真。アイキャッチ用。
だから、アングルも結構適当ww
この記事の投稿者は u-1 です
お忙しいのに早速記事にしていただいてありがとうございます。
デッキリスト載ったの初めてです(笑
GP東京取材頑張ってください。