レベル1ジャッジのための具体的な勉強方法。

どうも、店長です。

judge1

レベル1ジャッジをとってから、店舗では、お客さんがジャッジを気軽に呼びやすくなりました。

今までも、ルールとうでのトラブルや疑問を私が答えることが多かったのですが、今まで以上に疑問点を聞かれることが多くなり、気軽に聞けるようになったのかなぁ?っと思いました。

 

さてさて、そんな中でこんな質問がありましたので、せっかくなので、そのときのことをクイズにします。

Question

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Ojutaiはカジュアルイベントの統率者戦で対戦しています。

彼の場には、卓絶のナーセットが忠誠度7の状態で場にでています。

彼は、《卓絶のナーセット》の上から2番目の能力をしようした後、《時間への進入》をコストを支払い手札から唱えました。

その後どういった処理がおこなわれるか?

 

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どうでしょうか?

 

分かりましたか?

 

《卓絶のナーセット》も《時間への侵入》もタルキールブロックのカードですので、これはちょっと話題にもなりましたからご存知の方もいたかもしれませんね。

 

答えは、《時間への侵入》は反復されない。Ojutaiは追加の1ターンを現在のターンの後におこなう。

 

さてさて、正解しましたでしょうか?

 

ちなみに、これがなぜ反復できないのでしょうか?

 

答えは、反復の詳しい効果説明の中にあります。

 

反復とは?

この呪文が手札から唱えられた場合、解決時にそれをあなたの墓地に置く代わりに、それを追放し、あなたの次のアップキープの開始時に、あなたはこのカードを追放領域からそれのマナ・コストを支払わずに唱えてもよい。

 

注目すべき点は『解決時にそれをあなたの墓地に置く代わりに、それを追放し』の部分ですね。

《時間への侵入》は、自らの能力で追放されてしまいます。

ということは、解決時に墓地に《時間への侵入》が置かれないので、『墓地に置く代わりに、追放する』ことができないため、反復を得ることができないわけです。

 

っとなぜ、ジャッジ試験の勉強の仕方の記事にこんなことを書いたかというと、こういったことがジャッジ試験の勉強には非常に重要になるからです。

なぜそうなるのか?それを知り理解することがジャッジ試験において一番重要なのです。

 

 

ではでは、本題に入っていきましょう。

 

ジャッジセンターの使い方説明

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まずは、ジャッジを目指す方にとって、これから何度も訪れることになる便利なwebサイトを紹介しましょう。

それが、ジャッジセンターです!

DCIのアカウントを持っていて、ネットのアクティベートをおこなっている人は、ジャッジセンターにログインすることができます。

ここでは、さまざまなジャッジに関わることがサポートされています。

 

その中でも、レベル1ジャッジを目指す人にとって重要な試験の勉強や、模擬試験をおこなうことが可能なのです。

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https://judge.wizards.com/

 

アクセス先は上のアドレスです。

アクセスするとログイン画面がでてきますので、DCIのナンバーとパスワードを入力し、ログインボタンを押すとログインできます。

 

ログインするとさまざまなメニューが中央に表示されますが、その中の『試験』をクリックしましょう。

すると、試験にたいする説明の文章がでてきます。よく読み内容を理解した上で、文章下部の『それではスタートです!』をクリックします。

もしくは、中央ウィンドーの上部にあるタブの中の『作成』をクリックしても次の項目へ進むことができます。

 

次に自身の得意とする言語を選び『次へ』をクリックします。

 

すると、テストの名前が沢山でてくるかと思います。

カテゴリー
L2 Practice (Online)
L1 Practice (Online)
Level 3 – Ver. A
Level 3 – Ver. B
L1 Practice (Written)
L2 Practice (Written)
簡単練習
チャレンジ練習
ポリシー練習
ルール・アドバイザー
レベル1
レベル2
L3 Preliminary Exam

カテゴリーの中がテストの種類ですね。

レベル1ジャッジを合格するためには、『レベル1』の試験に合格する必要があります。

ですが、試験の『レベル1』は自分で作成することはできずレベル2以上のジャッジの方に作成してもらい、その方の監視のもと、テストをうける必要があります。

 

本試験なので、当然ですね。

 

なんだよ、レベル2の師匠がいないと勉強もできないのかよと思ったそこのあなた!

 

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『簡単練習』『チャレンジ練習』『ポリシー練習』『ルール・アドバイサー』は、ジャッジの資格をもっていなくても、自分で作成することが可能なのです!

 

ただし『ルール・アドバイザー』は、練習問題ではなく、ルール・アドバイザーの資格を取るための試験です。

そのため、合格点がさだめられていて、一度不合格になると再試験できない期間が設けられます。

不合格になった回数によりますが、2週間から1ヶ月ほど受けられなくなったと思います(詳しい期間はちょっと覚えてません)

 

 

それぞれの試験について

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ではでは、それぞれのテストの内容について説明していきましょう!

ですが、試験の問題そのものについては機密文章となっていますので詳しく記載できませんので、ご了承を!

 

『簡単練習』

そのまま。一番簡単な問題がでます。基礎的な知識の練習にぴったりです。

 

『チャレンジ練習』

簡単練習とは違い、一気にレベルがあがります。

これが本試験に向けての勉強で一番解くことになった練習です。

 

『ポリシー練習』

プレイヤーの違反に対する処置や、イベントの規定を問われる練習です。

 

『ルール・アドバイザー』

レベル1ジャッジになるために、できれば取っておきたい資格試験。

マジック公式サイトにも記載がありましたが、ポリシー問題はでず、あくまでカードのルールにたいする理解力を問われる試験です。

(マジック日本公式サイト 2011年第3回:ルールアドバイザーになろう!より)

 

さてさて、次はいよいよ、実際に私がおこなった勉強の方法をお伝えします。

 

まずは、簡単練習で満点を!

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タイトルまんまですが、『簡単練習』を何度もやって試験になれることが大切です。

というのも、試験は文章で書かれていますので、盤面が目の前にありません。

ですから、はじめに盤面を想像しながら試験を受けることに慣れるのも必要なことです。

 

その時、役にたつのが土地カードです。

 

本試験中であっても土地カードのしようは認められています。

ですので、盤面を裏返しにした土地カードなどで擬似的につくることで私の場合はミスを格段に減らすことができました。

 

さらに間違えた問題にこそ注目してください。

その問題をなぜ間違えたのか?それがなぜその処理になるのかをしっかりと理解することが重要です。

簡単練習の中にもポリシー問題がでてきますが、ポリシー問題はどちらかといえば記憶する問題です。

それにたいしカードのルールに関する問題は、応用できるよう理解しておかねば、他の試験で役にたたないだけでなく、実践でも意味をなしません。

テストに合格しなければ、レベル1ジャッジになれないのは当たり前ですが、その先、ジャッジとしてルールに関する疑問に答えていくためにはルールの基礎理解は必要不可欠です。

 

チャレンジ問題で満点を目指す!

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簡単問題でほぼ満点がとれるようになれば、次はチャレンジ問題で満点をめざします。

しかし、チャレンジ問題はなかなか手ごわいです。

簡単練習がホイミスライムだとすると、チャレンジ問題は、ドラクエ6のムドーぐらいの強さがあります。

そうです、スクルトを覚えていなければ、勝つのは困難なのです!

 

しかし、案ずるな受験生!

 

われわれには、スクルトが用意されているのです。

それが、『MJMJ.info』というサイトです。

 

このサイトの中には、マジックのルールに関するすべてが記載されています。

左上の『ルール閲覧』をクリックすると、マジックに関するルールが項目ごとに表示されます。

カードのルールに関する内容は

・総合ルール〔日〕html版

ポリシーに関する内容は

  • マジック・イベント規定
  • マジック違反処置指針
  • 一般イベント用ジャッジ法
  • プレミア・イベント招待ポリシー
  • マジック・ジャッジ規約

にそれぞれ書かれています。

ちょっと量が多く感じますが、目を通すことでより深くルールを理解することができます。

 

これが、われわれのスクルトとなるわけです。

 

スクルトを体得してから、チャレンジ問題にトライするも良し。

チャレンジ問題にトライして、分からない項目だけ絞って目を通すも良し。

 

自分にあったスタイルで、チャレンジ問題攻略に取り組んでください。

 

ちなみに、私は、チャレンジ問題に何度もトライして、必要を感じた結果、スクルトを体得しました。

毎晩寝る前に、スマートフォンでちょっとずつ読み進めましたね。

 

特に重要に感じたのは、

総合ルールでは、

5章『ターンの構造』

6章『呪文、能力、効果』

 

ポリシーでは、

マジック違反処置方針

ルール適用度(REL)が競技またはプロでおこなわれるイベント中におきた違反にたいする処置等をさだめたもの。

一般イベント用ジャッジ法

一般REL(ルール適用度)のイベント中におきた違反に対する処置等をさだめたもの。

 

ですね。この部分に関しては、必ず目を通しておくとよいと思います。

項目が多く読むのをつらく感じるかもしれませんが、ある程度ルールを理解できてきてから読めば、『あぁ、これが、こうだからこうなるのか!』や『なるほど、この時はこう処置するわけか!』と沢山発見があり楽しくなってくるものです。

 

ルール・アドバイザーに合格しよう!

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チャレンジ問題が満点近くとれるようになれば、いよいよ腕試しです。

ルール・アドバイザーにトライしてみましょう!

 

上にも書いたとおり、ルール・アドバイザーの問題は、ポリシー問題が一切でません。

ゲームに関するルールのみの問題がでてきますので、単純にルールの理解力をはかることができます。

 

そして、この『ルール・アドバイザー』の合格は、新たなる扉へのカギとなっているのです!

 

最後の関門、L1 Practice (Online)!

l1practice

ルール・アドバイザーに合格すると『L1 Practice (Online)』という試験を受けることが可能となります。

 

これは読んで字のごとく、最終合格目標である試験『レベル1』の練習問題です。

もちろん『レベル1』にたいする練習なのだから、難易度も同等レベル、いわゆる模擬試験ってやつです。

 

私の場合は、この『L1 Practice (Online)』に合格することが、本試験である『レベル1』試験へのトライの道でもありました。

 

ちなみに、『L1 Practice (Online)』も1度落ちてしまうと、1ヶ月ほど再試験を受けることができません。

なぜ知っているかって?

1回目は落ちたからさ!!!

はっ、はっ、はっ!!

 

 

……いや、ほんと練習でよかったです。

これを落としてしまったがために、一ヶ月ほど本試験がさきのばしになってしまい、師匠にご迷惑をおかけすることとなってしまったのです。

その節はすいません。

 

ですが、これをきっかけに、さらにグッとジャッジの試験勉強に身が入いったのも事実です。

 

この模擬試験に合格すれば、あとは、本試験『レベル1』に合格するだけです!

 

以上が私のレベル1ジャッジにむけての冒険とレベル上げの内容でした。

 

少しはお役に立てたでしょうか?

 

おまけ!

tips

思ったよりも文章が長くなってしまって、こんなところまで読んでくれた方には、何かおみやげを渡したいと私はおもいました。

 

試験の内容は機密事項なので記載できませんが、私が勉強中にメモした、ちょっとわかりにくかったルールの内容についてのTipsを記載しておきます。

あなたの勉強のたしになれば幸いです。

 

Tips1 呪文の選択するタイミングについて。(基本的には)

呪文を唱えるときには、

対象、モード、Xの値、代替コストの使用(探査など)、

呪文の解決後の選択は、

色、相手の捨てさせる手札(思考囲い等)など

 

Tips2 プロテクションについて。

プロテクション(○)は、(○)の能力や呪文の対象にとられない。

(○)が発生源のダメージを軽減する。

(○)のクリーチャーによっては、ブロックされない。

なので、対象をとらない破壊では破壊される。

破壊不能ではない!

 

例 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 プロテクション(有色の呪文)

なので、《叫び大口》の戦場に出たときの誘発型能力で、破壊可能!

叫び大口が戦場に出たとき、アーティファクトでも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。

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Tips3 双頭巨人戦のルール理解。

MJMJ.infoの中の 双頭巨人戦FAQ が非常に分かりやすく疑問点に答えてくれています。

 

あと、いつまでにレベル1ジャッジになるのかを最初に決めておくのも肝心だと思います。

私は、師匠であるレベル2ジャッジに相談した際に

『では、本年のうちにレベル1ジャッジを取れるよう頑張りましょうか』

と言ってくれていたので、なんとしても今年中にレベル1ジャッジになるんだと思い勉強したので、今の結果があると思います。

 

師匠、ほんとうにありがとうございます!

u-1

この記事の投稿者は  です

コメント

  1. 社乖人 より:

    レベル1、おめでとうございます!
    ジャッジ勉強のモチベーションがupしました!

    • u-1 u-1 より:

      コメントありがとうございます。

      そう言っていただけるとよかったです。
      実は、私もジャッジを目指すにあたって具体的な勉強方法等が記載されている記事が少なかったので、今回書かせていただきました。
      少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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